Xbox本体もゲームハンドヘルドも持っていない人が、コントローラー1本でXbox Game Passの全タイトルをソファから起動できる時代が来た。Microsoftは「Xbox mode」を、これまで提供していたWindowsゲームハンドヘルド専用の枠から外し、ノートPC・デスクトップ・タブレットを含む一般的なWindows 11 PC全体へ段階的に展開開始した。対応市場のユーザーには今後数週間以内にWindows Update経由で届く。キーボードとマウスを机の上に放置したまま、画面の前で完結するゲーム体験が普通のWindowsマシンで実現する。

「ゲームハンドヘルド限定」が終わった理由

Xbox modeはもともと「Xbox Full Screen Experience」という名称で、Windowsゲームハンドヘルドにのみ先行提供されていた機能だ。通常のWindowsデスクトップをコントローラー操作向けの全画面Xboxインターフェースに一時的に切り替えるというコンセプトで、コンソールライクなゲーム体験を手元で実現するために設計された。

今回Microsoftはこれを「Xbox mode」へ改称し、一般PCへの展開を正式に開始した。重要な点が一つある。Xbox modeはWindowsそのものを置き換えない。あくまでゲームセッション中だけ切り替わる「レイヤー」として機能する。ゲームを終えれば即座に通常のWindowsデスクトップへ戻れる。仕事用PCをゲーム機に「改造」するわけではなく、Excelもブラウザもそのまま使える。

コントローラー1本で実現する3つの変化

Xbox modeはコントローラー操作向けに設計されており、Microsoftが公式に示している主な機能は以下の3点だ。

  1. コントローラー操作に最適化されたUIでゲームを閲覧・起動できる——マウスもキーボードも触れずに、テレビの前のソファからゲームを選んで起動できる。Xbox本体と同じ操作感がWindowsマシンにそのまま来る。
  2. Xbox modeとWindows 11デスクトップをいつでも瞬時に切り替えられる——Discordへの返信やブラウザ確認が必要になっても、デスクトップへの往復が自由にできる。ゲームを中断して作業し、また戻るという使い方が一台で完結する。
  3. Xbox Game Passの全ゲームカタログを含む統合ゲームライブラリにアクセスできる——Microsoftが「主要なPCストアフロント」と呼ぶサービスからインストール済みのゲームも同じ画面に一覧表示される。Game Passタイトルと購入済みタイトルが一画面に並ぶ。

「主要なPCストアフロント」の具体的なサービス名はMicrosoftの発表では明示されていない。

今すぐやるべき設定——数週間後に後悔しないために

現在、対応市場の一部ユーザーがすでにアップデートをダウンロードできる状態にある。対応市場での広範な提供は今後数週間にわたって段階的に拡大される。

確認手順はシンプルだ。Windows Updateを開き、「利用可能になったらすぐに最新の更新プログラムを入手する」を有効にする。この設定を入れておけば、配信が始まった瞬間に自動でアップデートが届く。手動で繰り返し確認する手間がなくなる。アップデート適用済みであれば、PCから直接Xbox modeを起動できる状態になる。

対応市場の具体的な国・地域についてMicrosoftは明記しておらず、日本が含まれるかどうかは現時点で不明だ。ただし、この設定を今すぐ有効にしておくことが、配信が始まり次第いち早く受け取る唯一の確実な手段になる。


Q&A

Q. 日本でいつ使えるようになりますか? Microsoftの発表では対応市場の具体的な国・地域が明記されておらず、日本が対象かどうか・いつ届くかは現時点で不明だ。今できる唯一の行動は、Windows Updateの「利用可能になったらすぐに最新の更新プログラムを入手する」を有効にしておくことだ。日本が対象市場に含まれていれば、この設定があれば手動確認なしで自動受信できる。

Q. Xbox Game Pass未加入でも利用できますか? 利用できる。Microsoftの発表によると、Xbox modeの統合ライブラリには「主要なPCストアフロントからインストール済みのゲーム」も表示される。すでに購入済みのゲームをコントローラーで快適に起動する用途であれば、Game Passなしでも有効活用できる。Game Passタイトル自体にアクセスするにはサブスクリプションが別途必要だ。

出典