LGが2026年モデルとして投入した「gram Book 15」が、$699という価格設定でApple MacBook Neoの$599に近接する構図になっています。Windows Centralによれば、執筆時点でAmazonにて$100ディスカウント中で実質$599相当となり、価格はほぼ並びます。同誌のCale Hunt氏は「Apple's laptop simply delivers a higher quality experience」と評し、macOSを許容できるなら総合的にはMacBook Neoが優位との見解を示しました。一方でgram Book 15は拡張性・ポート・ディスプレイサイズで明確な強みを持ち、用途次第で評価が分かれる構図です。

価格が並ぶ対決——LG gram Book 15とMacBook Neoの主要スペック

LG gram Book 15(2026)はIntel Core Ultra 5 115Uを搭載し、メモリは8GB/16GB/32GB DDR5-5600から選択可能で、しかもアップグレードに対応します。ストレージも512GBまたは1TBのM.2 PCIe 4.0 NVMe SSDで、M.2スロットを2基備えます。一方、MacBook NeoはApple A18 Pro(6コアCPU・5コアGPU・16コアNPU 35 TOPS)を採用し、メモリは8GB LPDDR5固定、ストレージは256GBまたは512GBで、いずれもアップグレード不可です。

Windows Centralによると、gram Book 15の$699という設定はMacBook Neoのベースライン$599に近接しており、執筆時点でAmazonが$100値引きしてApple機と並べてきている点について偶然とは思えないと指摘されています。

主要スペック比較

項目LG gram Book 15(2026)Apple MacBook Neo
CPUIntel Core Ultra 5 115UApple A18 Pro(6コア)
RAM8/16/32GB DDR5-5600(増設可)8GB LPDDR5(固定)
GPUIntel Graphics5コアGPU
NPU11 TOPS16コア(35 TOPS)
ストレージ512GB/1TB M.2 PCIe 4.0 NVMe(増設可)256GB/512GB(固定)
ディスプレイ15.6インチ FHD(1920x1080)、60Hz、タッチ対応、300 nits13インチ(2408x1506、219 PPI)、60Hz、非タッチ、500 nits、Dolby Vision
カメラ720p HD1080p
ポートUSB-A 3.2×1、USB-A 2.0×1、USB-C 3.2×2、HDMI、3.5mmUSB-C 3.2×1、USB-C 2.0×1、3.5mm
無線Wi-Fi 6、Bluetooth 5.3Wi-Fi 6E、Bluetooth 6
バッテリー51Wh36.5Wh
重量1.69kg(3.74ポンド)1.23kg(2.7ポンド)
価格$699(セール時$599相当)$599〜

拡張性のLG、完成度のApple——Windows Centralが指摘する強みと弱み

Windows Centralの評価では、gram Book 15の長所として「M.2スロット2基によるSSDアップグレード可能性」「最大32GBまでのRAM」「HDMIを含む豊富なポート」「15インチクラスとしては薄型軽量」「魅力的な価格」が挙げられています。短所はプラスチック筐体、見劣りするディスプレイ、見劣りするWebカメラ、そして処理性能と効率の差です。

対するMacBook Neoの長所は「より高い性能と電力効率」「アルミ筐体の薄型軽量設計」「魅力的な価格設定」「高品質なディスプレイ」「1080pウェブカメラ」とされています。短所は「ポートが少ない」「RAMが8GBを超えない」「ストレージがアップグレード不可」「ディスプレイがタッチ非対応」です。

NPU性能とディスプレイ品質の差

NPU性能ではApple A18 Proの35 TOPSに対しgram Book 15は11 TOPSにとどまります。ディスプレイもMacBook Neoの13インチ・2408x1506・500 nits・Dolby Vision対応に対し、gram Book 15は15.6インチ・1920x1080・300 nits・タッチ対応というスペックで、画面サイズとタッチ操作を取るか、解像度・輝度・Dolby Vision対応を取るかで判断が分かれます。

バッテリー容量はLGの51WhがAppleの36.5Whを上回りますが、Windows CentralはMacBook Neoの方がより高効率と指摘しており、容量だけでは駆動時間の優劣は判断できません。Cale Hunt氏は総評で「Apple's laptop simply delivers a higher quality experience」と述べ、macOSを受け入れられるユーザーにはMacBook Neoを推奨しています。一方、gram Book 15についても散財したくない学生やカジュアルなWindows 11ユーザーには依然として手堅い選択肢と位置付けています。

業界文脈——低価格帯で正面競合するWindowsとMacの設計思想の違い

低価格帯でWindowsノートとMacBookが品質と拡張性を軸に正面から競う構図が、より鮮明になってきていると見られます。Windows陣営はメモリ・ストレージのアップグレード可能性や豊富なポートを訴求軸に据えており、長期利用を前提とするユーザー層に響きやすいと考えられます。一方、Appleは筐体品質・ディスプレイ・電力効率といった完成度で差別化を図っているように読め、初期投資の段階で必要十分な構成を選びきれるユーザーには魅力的に映る可能性があります。価格帯がほぼ並んだ今、「OS選好+拡張性の必要度」が選択の主軸になっていくと見込まれます。

どちらを選ぶべきか——購入判断のチェックポイント

  • OSの選好:macOSが許容できるなら、Windows Centralの結論はMacBook Neo推奨です。Windows 11が必要・タッチ操作が必要ならgram Book 15が候補になります
  • 拡張性の必要度:将来のRAM・SSD増設を見据えるならgram Book 15(最大32GB RAM・M.2スロット2基)。購入時の構成で固定して使うならMacBook Neoでも問題ありません
  • 画面サイズと品質:15.6インチの大画面・タッチ対応を取るならgram Book 15、13インチでも500 nits・219 PPI・Dolby Vision対応の高品質パネルを取るならMacBook Neo
  • ポート構成:HDMI出力やUSB-Aを直接使いたいならgram Book 15。USB-C中心の運用に違和感がないならMacBook Neo
  • 携帯性:1.23kgのMacBook Neoに対しgram Book 15は1.69kg。毎日持ち歩くなら重量差が判断材料になります

Q&A

Q. 価格はどちらが安いのですか? A. ベース価格はMacBook Neoが$599、LG gram Book 15が$699です。ただしWindows Central執筆時点でgram Book 15はAmazonで$100ディスカウント中となっており、実質$599相当でMacBook Neoに並んでいます。

Q. メモリやストレージを後から増やせるのはどちらですか? A. LG gram Book 15です。RAMは最大32GB DDR5-5600までの構成があり、SSDはM.2スロットを2基備え、512GBまたは1TBのM.2 PCIe 4.0 NVMe SSDを増設・換装できます。MacBook NeoはRAM 8GB固定、ストレージもアップグレード不可です。

Q. AI性能(NPU)に差はありますか? A. あります。MacBook NeoのApple A18 Proは16コアNPUで35 TOPS、gram Book 15は11 TOPSで、数値上はMacBook Neoが大きく上回ります。

影響を受けるユーザーの確認

  • Windows 11で大画面・タッチ操作を求めるユーザー:gram Book 15の15.6インチFHDタッチ対応が選択肢になります
  • 将来的にRAM・SSDを増設したいユーザー:gram Book 15(最大32GB・M.2スロット2基)が適合します
  • macOS環境で薄型軽量・高品質ディスプレイを重視するユーザー:1.23kg・500 nits・Dolby VisionのMacBook Neoが候補です
  • HDMI・USB-Aを直接使いたいユーザー:ポート構成の豊富なgram Book 15が有利です
  • 学生・カジュアル用途で出費を抑えたいWindowsユーザー:セール時$599相当のgram Book 15が手堅い選択肢になります

出典