Rufus 4.14で新たに搭載されたWindows 11のサイレントインストール機能に、インストールが約75%で停止してしまう不具合が報告されています。開発者のPeter Batard氏も問題を再現できたと認めており、原因の調査と修正テストが進んでいます。現時点での最も確実な回避策は、サイレントインストール機能を使わないことです。
リリース直後に発覚——目玉機能がインストールを止める問題
今週リリースされたRufus 4.14は、Windows 11のサイレントインストール(無人インストール)オプションの追加、プリインストールアプリの無効化機能など、多くの新機能を盛り込んだメジャーアップデートです。
しかし、その目玉機能であるサイレントインストール機能に早速バグが確認されました。Neowinが報じたところによると、Rufusで作成したWindowsインストールメディアを使うと、インストールが約75%の時点で一貫して失敗するという問題が複数のユーザーから報告されています。この問題は特定のハードウェア構成に限らず、さまざまな環境で発生していることが確認されています。
原因はDドライブのマッピング競合か——Batard氏が推測を公開
GitHubのissueスレッドにて、ユーザーのpineapple63氏がAutounattend XMLファイルを取り除いた状態でインストールを試みたところ、エラーなく正常に完了したことを突き止めました。これがデバッグの糸口となり、修正済みXMLで問題を回避できることも確認されています。
Batard氏はGitHubのスレッドで原因についての推測を次のように説明しています。
「ターゲットディスクを完全にクリアした状態で問題を再現できました。私の現在の推測では、WindowsがアクセスできるパーティションをDドライブとしてマッピングしようとする可能性があります(Cドライブはシステムドライブとして予約されるため)。すでにマッピングされている場合、RufusによるUSBドライブのマッピングはWindowsが許容できる別のドライブレターに押し出されます。しかし、マッピングできるパーティションが存在しない場合、RufusのDドライブマッピングが成功してしまい、何らかの理由でセットアップが失敗するようです」
さらにBatard氏は次のようにも述べています。「空のディスクを持つシステムでは、Dドライブに何もマッピングしていない場合でも、ファイルコピー段階でEFIというラベルのついたDドライブ(データなし)が存在することがわかります。つまり、DドライブはSetupによって予約されたドライブレターであり、そこに何かをマッピングしようとすると問題が起きます——ただし、Setupがディスク/ボリューム検出時に自動的にマッピングした場合(既存のWindowsインストール上に再インストールする場合など)を除いて」
この説明からは、空のディスクへのクリーンインストール時には問題が起きやすく、既存のWindowsが入ったディスクへの上書き再インストールでは発生しにくい可能性があるとBatard氏は推測しています。ただし、これはあくまでBatard氏の現時点での推測であり、確定的な結論ではありません。
今すぐ使える回避策とテスト版の情報
Batard氏はすでにテスト版を作成しており、GitHubのissueスレッドから入手できます。ただし、あくまでテスト段階のビルドである点には注意が必要です。
正式修正版を待ちたい場合は、サイレントインストール機能を使わないことが現時点での最も確実な回避策です。通常のインストールフローであれば問題なく動作します。
なお、RufusとWindowsの相性問題はこれが初めてではなく、同様の事例は今年2月にも発生していたとNeowinは伝えています。
正式な修正版がリリースされるまでの間は、サイレントインストール機能の使用を控えるのが無難です。GitHubのissueスレッドでは現在も検証が進んでおり、最新の進捗はそちらで確認できます。
Q&A
Q. Rufus 4.14のサイレントインストール機能を使うと必ず失敗しますか? ソース記事によると、問題は特定のハードウェア構成に限らず複数の環境で発生しています。Batard氏の推測では、既存のWindowsが入ったディスクへの再インストールでは発生しにくい可能性があるとされていますが、これはあくまで現時点での推測です。空のディスクへのクリーンインストール時に特に問題が起きやすいとBatard氏は推測していますが、確定的な情報は正式な修正版リリース時に明らかになる見込みです。
Q. 修正版はいつリリースされますか? 現時点では正式な修正版のリリース日は確認されていません。Batard氏がテスト版をGitHubのissueスレッドで公開しており、検証が進んでいる段階です。正式リリースまではサイレントインストール機能を使わないことが回避策として示されています。
