BilibiliクリエイターのSoda Baka氏が、人間がそのまま中に入って座れるほどの巨大PCケースを自作しました。RGBライティングや回転するファン、エアコンまで内蔵した本格的な構造で、ケース内で実際にゲームをプレイする映像が公開されています。
「人間がフィギュア」——RGBフィッシュタンクPCを人スケールに拡張
近年、ディスプレイケースにフィギュアを飾る「RGBフィッシュタンクPC」が自作PC界隈でトレンドになっています。Soda Baka氏はこのコンセプトを極限まで拡大し、クリエイター自身がフィギュアとして中に収まる巨大PCケースを制作しました。
同氏はこれまでも大型プロップシリーズとして、人の背丈ほどの大きさのGeForce RTX 5090グラフィックスカードや、人サイズのPCファンなど、単体コンポーネントの巨大模型を制作してきました。今回はそれらを組み合わせ、フルサイズの「ウォークインPCケース」へと発展させた形です。
大型アルミフレームに実物大コンポーネントを再現
ビデオによると、構造体はまず大型のアルミフレームで骨格を組み、その内部にPCコンポーネントを人間スケールで再現しています。搭載されているのは以下の要素です。
- 拡大されたケースファン(実際に回転する)
- グラフィックスカード(プロップ)
- 簡易水冷(AIO)クーラー(プロップ)
- メモリモジュール(プロップ)
- RGBライティング
ファンが実際に回転する点は、静的なディスプレイではなく「巨大ケースMOD」としての完成度を高めています。メモリモジュールはプロップですが、Soda Baka氏はそのスケールから推定容量を計算し、1枚あたり18,000GB超になると紹介しています(実際のコストを想像するだけで気が遠くなります)。
ケース内部には実際に動作するPCハードウェアも組み込まれており、サイドパネルを閉めた状態で小さなデスクに座ってゲームをプレイできる構造になっています。
12,000Wのサウナ装置で"PC排熱"を再現、エアコンで冷却
人間が中に入るうえで最大の課題は温度管理です。Soda Baka氏は大型コンピューターの排熱を再現するために、出力12,000Wの炭サウナ装置を使用しました。水を加えて湿度も上げた結果、密閉されたケース内の温度は38°Cを超えたと報じられています。
冷却には構造体の内部に設置したエアコンを使用。風量は820 m³/hで、冷却を有効にすると温度は25°C前後まで低下したと報じられています。「PCにエアコンを接続する」プロジェクトはこれまでも存在しましたが、今回は「PCの中にエアコンが入っている」という逆転の発想です。
また、コンピューターのハードウェアにとって適切な温度でも人間には寒すぎる可能性があるとして、ヒーティングモードのテストも実施しています。なお、このプロジェクトで欠けている要素として、ケース内側にドアが設けられていない点が指摘されています。
Q&A
Q. ケース内のメモリ18,000GB超は本物ですか? いいえ、メモリモジュールはプロップ(模型)です。Soda Baka氏が巨大化したスケールから推定した容量として「1枚あたり18,000GB超」という数字を紹介したものであり、実際に動作するメモリではありません。
Q. ケース内で本当にゲームができるのですか? はい。ケース内には実際に動作するPCハードウェアが組み込まれており、サイドパネルを閉めた状態でも内部の小さなデスクに座ってゲームをプレイできる構造になっています。
