削除してしまった日記をUndoで取り戻せるようになり、さらにAIがあなたの散らかった書き殴りを整えてくれるかもしれません。GoogleのPixel Journalが機能追加のアップデートを配信中で、Android Authorityは2026年8月14日付の記事(約986語)で、アプリ内部のコードからAIで日記を整形する「Auto format」機能の開発痕跡を発見したと報じています。アプリの未公開コードを解析した情報のため、将来の一般提供が確定したものではない点に注意が必要です。

今回のアップデートで正式追加された4つの機能

Android Authorityによると、配信中の新バージョンでは以下の4つの変更がユーザー向けに提供されるとされています。

  1. リマインダー時刻のカスタマイズ:朝・昼・夜の3つの時間帯から選択できる仕様が導入されると報じられています。
  2. メディアレイアウト切り替え:写真・動画をまとめて表示する「Compact」と、1点ずつ大きく見せる「Full」の2種類を選べるとされています。
  3. 削除時の確認とUndo:現在は「Delete」を押すと即座に消えて取り消せませんが、更新後は削除確認ダイアログが表示され、削除後も一定時間はUndoが可能になると伝えられています。
  4. Health Connectの睡眠データ連携:これまで活動データ(運動など)に基づいて執筆テーマを提案していましたが、新たに睡眠データの読み取り許可を求めるようになるとされています。Health ConnectはActivityとSleepを別カテゴリとして扱うため、追加の許可が必要です。寝不足の朝には気分に寄り添う執筆テーマが提案されるといった、体調に合わせた提案の幅が広がる可能性があります。

このうち一部は同誌が過去のAPK解析で開発中として報じていた機能で、今回一般提供に至った形と伝えられています。

開発中の「Auto format」——AIが日記を整形か

正式機能とは別に、アプリ内部の文字列から「Auto format」と呼ばれるAI機能の開発痕跡が見つかったと報じられています。発見された文字列は以下の通りです。

Once you're done speaking or typing, auto format can clean up your entry

書き終えた、あるいは音声入力し終えた日記をAIが後から整形する挙動を示唆する内容です。さらに整形モードとして「Simple」と「Expressive」の2種類、およびそれぞれで最低必要語数({count} words)が設定される旨の文字列も確認されたとされています。

両モードの違いについてGoogleは現時点で説明していません。Android Authorityは、Simpleは元の文言に近い形で構造を整えるにとどまり、Expressiveはより自由度の高い整形になる可能性があると見立てています。最低語数が設定される理由は、AIが一言だけの日記に過度な脚色を加えたり、内容を捏造したりするのを避けるためではないかとの解釈も示されていますが、いずれも憶測の範囲にとどまります。

Auto formatは製品化されるのか——APK解析が示す本気度

APK解析は開発中のコードから未公開機能を予測する手法であり、Auto formatが安定版に到達する保証はありません。ただしSimple/Expressiveの2モードや最低語数といった仕様に踏み込んだ文字列が存在することは、GoogleがPixel Journalに単なる執筆提案を超えたAI活用を検討している兆候だと同誌は評価しています。

Q&A

Q. 今回のアップデートはいつ、どのPixelで使えますか? Pixel Journalが動作する対応端末には順次適用される見込みです。Android Authorityは2026年8月14日時点で配信開始を報じていますが、対象機種や地域の詳細は現時点では明らかにされていません。

Q. Auto formatはすぐ使えますか? 現時点ではアプリ内部のコードから存在が確認されたのみで、一般提供時期は明らかにされていません。搭載自体も確定ではないため、続報を待つのが妥当です。

出典