ブックマークバーが勝手に消える——そんな挙動がChromeにやってくるかもしれません。Googleは、ユーザーが最近使っていないと判断したブックマークバーを自動的に非表示にする新機能をテスト中と報じられています。従来のオン/オフ2択の設定はリスト形式の選択肢に置き換わり、デフォルトでは新しいタブページを開いたときだけバーが見えるようになる見込みだと伝えられています。Android Authorityが2026年8月14日に報じました。
「最近使っていない」と判定されたら自動で非表示に
新機能は、ユーザーが直近でブックマークバーをあまり使っていないとChromeが判断した場合、そのバーを自動的に隠します。バーが隠される際には理由を説明する通知が表示され、操作を取り消してバーを再表示するオプションも同時に提示される仕組みだと報じられています。ユーザーの利便性を優先した設計と読める一方、常時表示派には余計なお節介になる可能性もあります。
判定基準となる「最近使っていない」の具体的な期間や検出ロジックについては、現時点では明らかにされていません。
設定は「トグル」から「リスト選択」に変わる見込み
この変更は、Chromeの設定画面にあるブックマークバーの項目にも及ぶとされています。現在はオン/オフのトグルですが、新機能では複数の表示モードから選ぶリスト形式に置き換わる見込みです。具体的には、「常に表示する」「新しいタブページでのみ表示する」「常に非表示にする」といった選択肢が用意されると報じられています。
このうち、新しいタブページを開いたときだけバーが見えるモードがデフォルトになる見込みだと伝えられています。この設定では、新しいタブを開いたときにだけブックマークバーが見え、Webサイトを開いた瞬間にバーが消えます。ニュース記事を開いてもYouTubeを開いても、日常のブラウジングのほとんどの時間はバーが視界から消えることになり、従来のシンプルなオン/オフに慣れているユーザーには違和感が大きい変化です。
現時点はテスト段階:正式展開のタイミングに注意
この機能はChromeの安定版ではデフォルトで有効になっていないとされています。具体的なフラグ名や有効化手順の詳細は、現時点では公表された情報の範囲では明らかにされていません。試したい場合は続報や公式のリリースノートを確認するのが安全です。
まだテスト段階の機能であり、正式提供の時期や最終的にどの挙動がデフォルトになるかは変更される可能性があります。ブックマークバーを常時表示して使い込んでいるヘビーユーザーは、正式展開のタイミングで設定を「常に表示する」に切り替えられるよう、事前に情報をチェックしておくと安心です。現時点では、様子を見つつ続報を待つのが妥当な段階と言えます。
制御用フラグ名と対応バージョン——ChromeOSも対象
自動非表示の挙動は、アドレスバーに chrome://flags を入力して開くフラグ画面から「NTP Simplification Bookmark Bar」を検索し、Disabledに設定することで無効化できると報じられています。対象バージョンはChrome 151以降で、対応プラットフォームはデスクトップ版に限られます。
- 対応バージョン: Chrome 151以降
- 対応OS: Windows / Mac / Linux / ChromeOS
- フラグ名: NTP Simplification Bookmark Bar(Disabledで無効化)
- 非対応: スマートフォン版Chrome(ブックマークバー自体が存在しないため影響なし)
非表示化のタイミングで表示される通知の文言も具体的に確認されており、「Your bookmarks bar was hidden because you haven't used it recently」というメッセージに、「Got it」と「Undo」の2つのボタンが並ぶ形式です。Undoを押せばその場でバーが復帰する挙動になっており、誤って隠されても即座に取り戻せる導線が用意されています。
「WebUI Refresh 2026」の一環——Gemini常設や権限自動失効も進行中
今回の変更は、Chromeが2026年を通じて進めているUIとプライバシーの大規模刷新の一部として位置づけられます。
- WebUI Refresh 2026: 設定・履歴・ブックマークなど内部ページに、システムの壁紙色などから動的に配色を切り替えるダイナミックカラーが段階的に適用されています
- Gemini in Chrome: 専用サイドパネルからGeminiを常時呼び出せるようになり、GmailやCalendarとの連携、Webサイトの操作代行までカバーします
- Permission Auto-Revoke: カメラ・マイク・位置情報の権限を30日間使わなかったサイトから自動的に剥奪する仕組みが導入されています
- IP Protection: Incognitoモードで第三者トラッカーからIPアドレスを隠す保護も追加されています
ブックマークバーの自動非表示も、こうした「使っていない機能・権限は静かに引っ込める」という一貫した方針の延長線上にある変更と読めます。
Q&A
Q. ブックマークバーが勝手に消えたら元に戻せますか? はい。Chromeがバーを非表示にした際には通知が表示され、その通知から操作を取り消してバーを再表示できると報じられています。
Q. 今すぐ試すことはできますか? 安定版ではデフォルト無効とされています。具体的な有効化手順は現時点では公表された情報の範囲では明らかにされておらず、続報を待つのが確実です。
Q. いつ正式提供されますか?既存のブックマークは消えますか?企業向けポリシーやChromebookでの扱いは? 正式提供時期、既存ブックマークへの影響、企業ポリシーやChromebookでの適用範囲については、現時点では公表されていません。続報を待つ必要があります。
出典
- Android Authority — Chrome is testing a bookmarks bar feature nobody asked for
- Chrome Story — Bookmarks Bar Missing on Chrome's New Tab Page? How to Fix
- BGR — 5 Cool New Google Chrome Features Released In 2026
