WhatsAppのiOS版最新ベータで、これまで固定だった6つの絵文字リアクションを、キーボードから選んだ任意の絵文字で全入れ替えできる新機能への言及が見つかりました。差し替え数に上限はなく、👍や❤️といった既定のセットを自分の会話スタイルに合わせて再構成できるようになる見通しです。毎回+ボタンから探していたお気に入りの絵文字を、メッセージ長押しから即座にワンタップで送れる体験へと変わる可能性があります。WhatsApp Plus加入者向けの機能になる可能性があるとWABetaInfoが伝えています。

固定だった6絵文字が全入れ替え可能に——「Default reactions」設定を確認

9to5Macによると、WABetaInfoは最新のTestFlightビルドの中に「Default reactions」設定への参照を発見しました。メッセージを長押しした際に表示される絵文字リアクショントレイの初期表示を、ユーザー自身が編集できるようにする仕組みとされています。

現在のトレイは、以下の6種類の絵文字が固定で先頭に並びます。

  • 👍
  • ❤️
  • 😂
  • 😮
  • 😢
  • 🙏

この6つの後に、よく使う絵文字や最近使った絵文字が横スクロールで続き、+ボタンから別の絵文字を検索する構成です。新機能では、この6つのスロットをキーボード上の任意の絵文字で自由に置き換えられるようになります。

置き換え数に上限なし、標準セットへの復元も可能

WABetaInfoが公開したスクリーンショットには、左側に標準のリアクションセット、右側にキーボードから選んだ絵文字で完全に入れ替えたカスタム版が並んでいます。管理はアプリの設定画面から直接行える形になる見込みです。

WABetaInfoは、将来のアップデートで「Default reactions」機能が導入され、リアクショントレイをアプリの設定から直接管理できるようになると説明しています(原文: "In a future update, WhatsApp will address this issue by introducing default reactions.")。

置き換えられる数に制限はなく、6つすべてを差し替えることも可能です。カスタム後でも、標準のリアクショントレイへ戻す選択肢はいつでも用意されるとされています。

WhatsApp Plus限定の可能性、現時点ではベータでも未提供

この機能はWhatsApp Plus加入者限定になる可能性があると報じられています。ただし、現時点ではベータテスターにも提供されていないと明記されており、実際に触れるまでにはもう少し時間がかかりそうです。

一方で、同様の参照はこれまでAndroid版のWhatsAppベータでも見つかっていた経緯があり、ベータテスターへの本格ロールアウトを経てから広く提供される流れになる可能性が高いと見られています。

リアクション機能を頻繁に使うユーザーにとって、既定の6絵文字を自分の会話スタイルに合ったものへ入れ替えられる意義は小さくありません。現時点ではベータビルド内のコード参照が確認されている段階であり、正式リリース時期や最終的な提供範囲は明らかにされていません。iOS版のTestFlight参加者は、更新通知をオンにしておくと、有効化された際にいち早く挙動を確認できます。

Android版ベータでも並行開発、バージョン2.26.29.3で確認

WABetaInfoは、WhatsApp beta for Android 2.26.29.3において、同等のカスタムリアクション機能の開発が進んでいることを確認しています。iOS版と同様、リアクショントレイを管理するための専用セクションが新設される見込みで、6つのスロットをフル絵文字キーボードから選んだ任意の絵文字に置き換えられる仕様とされています。

Android版の実装ポイント

  • トレイ内の任意のスロットに個別の絵文字を割り当てられます
  • 管理用の専用セクションが用意され、設定画面から一元的に操作できる方向で開発されています
  • 6スロットすべてをキーボード上の絵文字で差し替えられる構成です

iOS版に加えAndroid版でも同等の実装が進んでいる点は、リアクション機能を頻繁に使うユーザーにとって注目材料です。プラットフォームを問わず絵文字トレイをカスタマイズできる基盤が整いつつあり、ベータでの検証段階が今後どのように進むかが焦点となります。

WhatsApp Plusの料金体系と既存特典との位置付け

カスタムリアクションが組み込まれる予定のWhatsApp Plusは有料プランで、WABetaInfoによれば欧州で月額€2.49、メキシコで$29/月といった地域別の価格設定が確認されています。

既存の主な特典内容
ピン留め拡張最大20件までのチャット固定
アプリアイコン14種類から選択可能
テーマカスタムテーマの適用
サウンド限定着信音

TechCrunchはこのプランについて、機能面ではなく主にコスメティック(見た目のカスタマイズ)中心の内容だと評価しています。既存特典はピン留め最大20件、14種のアプリアイコン、カスタムテーマ、限定着信音などが中心で、実用機能というよりは視覚的なパーソナライズに寄った構成です。カスタムリアクションが加われば、UX体験に直結する数少ない実用寄りの追加要素となる可能性があり、Plusの訴求ポイントを補強する位置付けとなりそうです。

Q&A

Q. 現在ベータテスターとして参加すれば、この機能を試せますか? 現時点ではベータテスターにも提供されていないと明記されています。今後のTestFlightビルド更新で有効化される可能性があるため、通知をオンにしておくとよいでしょう。

Q. 何個まで差し替えられますか?標準セットに戻せますか? 置き換え数に上限はなく、6つすべてをキーボード上の任意の絵文字に差し替えられます。標準のリアクショントレイへ戻すオプションもいつでも利用できるとされています。

Q. Android版でも同じ機能が来ますか? 同様の参照は以前からAndroid版のベータでも見つかっており、両プラットフォームで展開される可能性が高いと見られています。

出典