9.4mm・Touch ID復活・Huawei最上位フォルダブルと同等サイズ——2026年4月だけで3本のリーク情報が重なり、折りたたみiPhone Ultraの全体像が急速に浮かび上がっています。最新の流出はデザインモデルの実機比較動画で、NotebookCheckが報じたその映像には、Huawei Pura X Maxと並んだ折りたたみiPhone Ultraが映っています。「サイズでは互角」という衝撃の一方、唯一残された未解決の問いが重量です。
Huawei最強フォルダブルと「並べて同じ大きさ」——これが意味すること
NotebookCheckが報じた比較動画では、折りたたみiPhone Ultraのデザインモデルを開いた状態でHuawei Pura X Maxと並べており、外形寸法はほぼ同等とされています。
Huawei Pura X Maxは2026年4月20日に正式発表された現世代フォルダブルの頂点に位置する機種で、3:2の縦横比ディスプレイ、スタイラスペン対応、可変絞りカメラを搭載しています。その競合機と開発段階で外形を並べてくるということは、Appleがサイズ感の設計基準として意識的にハイエンドフォルダブル市場の座標を使っていることを示します。体感できる変化として言い換えると、「Huawei Pura X Maxを使ったことがある人なら、折りたたみiPhone Ultraを手に取ったときの大きさと画面の広さをほぼそのまま想像できる」ということです。
ただしデザインモデルは量産品とは異なる試作物です。外形の方向性を把握するうえでは有効な参照点ですが、最終製品で寸法が変わる可能性は排除できません。
2026年4月に集中した3本のリーク——単体より統合して読むべき理由
4月に相次いだリーク情報は、それぞれ異なる角度から同じ機種を照らしています。
9.4mmという厚さ数値(2026年4月26日報道):機密文書から流出したとされる数値で、同リークにはAndroidスタイルのセルフィーカメラ配置やカラーオプションの情報も含まれています。フロントカメラの構成が従来のiPhoneラインとは異なるアプローチを取ることを示しており、折りたたみiPhone Ultraが「iPhoneをそのままたたんだもの」ではなく独自の設計思想で作られていることが読み取れます。
Touch IDの復活(2026年4月23日報道):詳細なデザインユニットの流出情報として報じられた内容です。Face IDに完全移行して以来Touch IDを搭載しない方針を続けてきたAppleが、フォルダブルに限り指紋認証を再採用するとすれば、それは「フォルダブルの使われ方がモノブロックiPhoneとは根本的に違う」とApple自身が認めたことと同義です。
Huawei Pura X Maxとの同等サイズ(今回の報道):上記2本の設計情報を補完し、開発が相応の段階に達していることを視覚的に裏付ける比較動画です。
3点の方向性は一致しています。9.4mm・Touch ID・Huawei同等サイズという情報が揃うと、「大画面で本格的に使えるフォルダブル」として一貫した設計意図が見えてきます。
Touch IDをフォルダブルに戻す、これだけ合理的な理由
Touch IDの復活は懐古趣味でも機能の退行でもありません。折りたたみという形態に向き合えば、むしろ最もロジカルな選択です。
折りたたんで片手持ちしている場面でFace IDを使おうとすると、画面を顔の正面に向ける動作が必要です。マスク着用中や、テーブルに置いたまま素早く解錠したい場面では実用にならない。フォルダブルが「折りたたんで使うモード」を前提にしている以上、顔認証はその使い方と根本的に相性が悪い。側面やヒンジ部に指紋センサーを埋め込めば、端末を開かなくても、顔を向けなくても、指を当てるだけでロック解除が完了します。NotebookCheckが2026年4月23日に報じたリーク情報は、この設計上の必然としてTouch IDの復活を伝えています。
Appleがフォルダブル特有の使用シーンを量産設計以前の段階から折り込んでいるとすれば、Touch IDの再採用はその最も分かりやすいエビデンスです。
唯一の未解決問題——「重量」がすべてを決める
サイズでHuaweiと肩を並べても、重量が大きく上回れば長時間手に持ち続けたときの疲労感に直結し、日常的な使いやすさを損ないます。フォルダブルはヒンジと補強構造の分だけモノブロック端末より重くなる傾向があり、これはAndroidフォルダブル各機種が抱えてきた共通課題でもあります。
折りたたみiPhone Ultraの重量については、現時点で公式発表も確認済みのリーク情報も存在しません。NotebookCheckが「Appleが重量面でも対抗できるか」という問いを記事タイトルに据えたのは、この数値が出た瞬間に初めて競争力の評価が完成するからです。サイズでHuawei Pura X Maxと並んだ今、重量の公表が折りたたみiPhone Ultra評価の最後のピースとなります。
