Googleが以前から取り組んでいたとされる「ロック画面から直接メモを取れる機能」が、Google Keepで再び開発されている可能性があります。Android Authorityがアプリの未公開コードを解析した情報として報じており、現時点では機能は動作していないものの、コード上に複数の痕跡が確認されたとのことです。ロック画面を解除せずにその場でメモを残せるこの機能が実現すれば、思いついたアイデアや咄嗟のメモをより素早く記録できるようになる可能性があります。
なお、これらはアプリの未公開コードを解析した情報であり、最終的な製品仕様は変わる可能性があります。正式なリリース時期も現時点では不明です。
2年間お蔵入りだった機能がコードに再登場——ロック画面メモとは
この機能の構想自体は新しいものではありません。2023年後半、Android 14の開発者向け設定にメモアプリをデフォルト設定する項目が追加され、ロック画面のショートカットから素早くメモを取れる仕組みの土台が整えられていました。Google Keepもその対象アプリとして設定できましたが、実際にショートカットからアプリを呼び出すと「Keepはアップデートが必要です」というメッセージが表示されるだけで、機能は実質的に動作しませんでした。
その後、この機能が一般向けに公開されることはなく、一度は立ち消えになった状態でした。そして今回、Android Authorityの報告によると、Google Keepの最新バージョン(v5.26.181.01.90)のコード内に再びこの機能の痕跡が確認されたとのことです。
ロック画面から即座にメモを記録——コードに含まれる文字列と設定オプション
Android Authorityが解析した情報によると、コード内には以下のような文字列が含まれているとのことです。
"New! Lock screen notes with Google Keep"(新機能!Google Keepでロック画面メモ)"Instantly capture your thoughts right on your lock screen. Notes created here are automatically saved to Keep."(ロック画面でその場でメモを記録。作成したメモは自動的にKeepに保存されます)
さらに、ロック画面からKeepを開いた際にメモをどのくらいの期間保持するかを選択できるオプションも確認されています。具体的な選択肢として、以下の5項目が存在するとのことです。
- ロック画面からアクセスするたびに新しいメモを開始する
- 5分間は同じメモに戻る
- 2時間
- 1日中
- 常に同じメモに戻る
この保持期間の選択肢は、ロック画面メモとしての実際の使用感を最も具体的に示す情報です。たとえばアイデアを継続してメモしたい場合は「常に同じメモに戻る」、都度新しいメモとして記録したい場合は「アクセスするたびに新しいメモを開始する」といった使い分けが想定されていることがうかがえます。
ただし、これらはいずれもアプリの未公開コードを解析した情報であり、最終的に公開リリースに含まれない可能性もあります。Android Authorityも記事内でこの点を明記しています。
現時点では動作せず——「Coming soon」と表示されるのみ
Android Authorityによると、Android 17 QPR1 Beta 1の開発者オプションでKeepに「Notesロール」を付与することで設定画面にアクセスできたものの、通常の方法で機能を有効化しようとすると「Coming soon(近日公開)」という画面が表示されるだけで、機能は現時点では動作していません。
また、2023年後半の前回の取り組みでは、ペアリングしたスタイラスのボタンを押すとデフォルトのメモアプリが起動するオプションも含まれていましたが、今回のバージョンではその機能は確認されていないとのことです。
Android Authorityは「Googleが再び方針を変更し、機能の延期や廃止に踏み切る可能性も常にある」と指摘しており、正式なリリース時期は引き続き不明な状況です。
Q&A
Q. この機能はいつ使えるようになりますか? 正式なリリース時期は現時点では不明です。アプリの未公開コードを解析した情報として確認されたものであり、Googleが機能を延期・廃止する可能性もあるとAndroid Authorityは報じています。詳細は出典元を参照してください。
Q. 現在のGoogle Keepで試すことはできますか? 通常の方法では動作しません。Android 17 QPR1 Beta 1の開発者オプションで特定の設定を有効にした場合のみ設定画面にアクセスできましたが、機能自体は「Coming soon」と表示されるだけで利用できない状態です。
Q. 2023年の取り組みと今回の違いは何ですか? 2023年後半はAndroid 14側のOS設定として土台が作られていましたが、Keep側が対応しておらず機能しませんでした。今回はKeepアプリ自体のコード内に機能の文字列や設定オプションが含まれており、アプリ側での実装が進んでいる可能性があります。ただし、スタイラス連携機能は今回のバージョンでは確認されていません。詳細は出典元を参照してください。
出典
- Android Authority — Google hasn't forgotten about Keep's lock screen notes (yet)
