解像度2K化——Ringの屋外カメラがついに本格アップデートを迎えました。Ringが屋外向け防犯カメラの第2世代モデル「Spotlight Cam (2nd gen)」と「Floodlight Cam (2nd gen)」を発表しています。Android Authorityによれば、両モデル最大の変更点は映像解像度の引き上げで、初代の1080pから2Kへと一段強化されました。
解像度を1080pから2Kへ——屋外カメラの基本性能を底上げ
Spotlight CamとFloodlight Camは、Ringの屋外向け防犯カメララインアップの中核を担うモデルです。今回の第2世代では、両モデルとも映像解像度が1080pから2Kへと引き上げられました。
屋外カメラは距離のあるシーンや暗所での記録が中心になるため、解像度向上は人物や車両ナンバーの判別性に直結する実用的な改良です。Android Authorityは、両モデルの「大幅に改善された解像度(greatly improved resolution)」を主要なアップデートポイントとして紹介しています。
Spotlight Cam (2nd gen) の強化点
Spotlight Cam (2nd gen)では、解像度の2K化に加えて以下のアップグレードが施されています。Android Authorityによれば、ライトの明るさは初代の300ルーメンから550ルーメンへと強化されました。
- ライト出力を 300ルーメンから550ルーメン に強化
- デュアルチャンバー方式のバッテリー設計を採用
- 別売の「Quick Release Ultra Battery Pack」に対応
デュアルチャンバー設計により、バッテリー駆動の運用パターンをユーザー側で調整しやすくなる点が、屋外設置型カメラとして実用度を高めています。
Floodlight Cam (2nd gen) は最大2,000ルーメンへ
Floodlight Cam (2nd gen)はその名の通り投光器一体型で、こちらは明るさが 2,000ルーメン に引き上げられました。Android Authorityによれば、初代Floodlight Camの1,800ルーメン相当から200ルーメンの増加です。
| モデル | 旧モデル明るさ | 新モデル明るさ |
|---|---|---|
| Spotlight Cam | 300ルーメン | 550ルーメン |
| Floodlight Cam | 1,800ルーメン相当 | 2,000ルーメン |
夜間検知時にライトを点灯させる用途では、ルーメン値の上昇がそのまま威嚇効果と映像品質の両方に効いてきます。
2026年6月3日発売、169.99ドルから——日本販売は未定
両モデルともすでに予約注文が始まっており、米国での価格は 169.99ドル(約2万6千円)から です。米国に加えて、カナダ、英国、フランス、ドイツ、イタリア、スペイン、オランダ、オーストラリア、ニュージーランドでも予約受付が始まっています。
一般販売は2026年6月3日に開始予定で、発表からおよそ3週間後の出荷となります。なお、ソース記事には日本市場での販売予定に関する記載はありません。
新規に屋外カメラを導入する場合は、2K化とライト出力強化を備えた第2世代が有力な選択肢になります。一方、すでに初代Spotlight Cam/Floodlight Camを利用しているユーザーは、これらの強化点が買い替えに見合うかどうかが判断ポイントとなりそうです。
価格帯別ラインアップでの位置づけ——「Retinal 2K」がエントリー帯に降りてきた
今回の第2世代は、Ring自身が「Retinal 2K」と呼ぶ映像規格をエントリー帯まで広げる施策として位置づけられています。これまで2K映像はSpotlight Cam Pro (2K)のような上位機に限られていましたが、Retinal 2KがRingのセキュリティカメララインアップ全体の標準になりつつあります。
各国の予約価格は以下のとおりです。
| モデル | 米国 | 英国 | カナダ(Floodlight) |
|---|---|---|---|
| Spotlight Cam (2nd Gen) | 169.99ドル | £149.99 | — |
| Floodlight Cam (2nd Gen) | 199.99ドル | £179.99 | 279.99 CAD |
加えてSpotlight Cam (2nd Gen)はバッテリー駆動と電源プラグインの両構成に対応しています。屋外設置場所の電源環境に合わせて選べる柔軟性も、エントリー帯の実用性を底上げするポイントです。
周辺動向——AI機能「Search Party」とプライバシー論争
第2世代カメラの背景には、Ringが進めるAI活用と、それを取り巻く議論があります。RingはSuper Bowl LXで、地域内のRingカメラ映像をAIでスキャンして迷子犬を探す「Search Party」機能を訴求するスポット広告を放映しました。
「包括的なレビューの結果、計画していたFlock Safetyとの統合は想定よりも多くの時間とリソースを要すると判断しました。その結果、計画していた統合をキャンセルするとの共同決定に至りました」
この声明は、ナンバープレート読取技術で警察に情報を共有できるFlock Safetyとの提携を、広告後の反発を受けて打ち切ったものです。Search Party自体は2025年9月に開始され、Ringカメラを近隣で連携させ、Neighborsアプリで報告された迷子の犬などをAIで探す仕組みです。対応デバイスでは初期設定で有効になっており、参加を望まないユーザーはRingアプリのControl Centreから各カメラの「Search for Lost Pets」を手動で無効化する必要があります。屋外カメラの選定時には、こうしたAI機能の挙動も確認しておく価値があります。
Q&A
Q. 第2世代モデルの最大の変更点は何ですか? 映像解像度が1080pから2Kへ引き上げられたことです。加えて、Spotlight Camは300→550ルーメン、Floodlight Camは2,000ルーメン(初代比200ルーメン増)へとライト出力も強化されています。
Q. 初代モデルから買い替える価値はありますか? 判断軸は、2K解像度とライト出力強化が用途に対して十分なメリットになるかどうかです。屋外で人物や車両ナンバーの判別性を重視する場合や、夜間の威嚇・照明を強化したい場合には、第2世代へのアップグレードが有効と考えられます。
Q. 日本での発売はありますか? 今回の発表に含まれる販売対象国に日本は含まれておらず、日本市場での販売予定は現時点で公表されていません。
