最大1,600時間駆動・24金メッキ装飾・前モデル比+$100——Asusの「ROG Azoth Extreme Edition 20」は、ROG(Republic of Gamers)ブランド20周年記念モデルとして登場した75%メカニカルキーボードで、Tom's Hardwareの実機ハンズオンで派手な仕様が確認されました。毎日8時間使っても約半年は充電不要となる計算で、据え置き前提の重量級フラッグシップという位置付けです。日本向け価格・発売日は現時点で明らかにされていません。

充電1回で半年使える怪物スペック——75%レイアウトの全容

ハンズオンで明らかになった主なスペックは次のとおりです。2.4GHz接続で最大1,600時間という駆動時間は、毎日8時間使っても半年近く充電不要となる計算で、ケーブル運用から解放されるのが大きな魅力です。

項目仕様
レイアウト75%(81/82キー)
接続2.4GHz RF / USB 2.0 / Bluetooth
スイッチROG NX Mechanical(Snow/Storm)
キーキャップPC/PBT PCダブルショット
ポーリングレート1,000Hz(Booster使用で最大8,000Hz)
スクリーン1.47インチAMOLED(タッチ対応)
筐体アルミニウム合金
本体サイズ330×140×39mm
本体重量1,500g(リストレスト無し)
バッテリー2.4GHz接続時に最大1,600時間
ケーブル2mブレイデッドファイバー(USB-C to USB-A)
対応OSWindows 11 / Windows 10 / MacOS
オンボードメモリ5プロファイル+1デフォルト

本体重量は1,500g(リストレスト無し)に達し、付属のシリコン×金属プレート製リストレストはさらに約590g(1.3ポンド)を追加します。全金属シャーシによる重量感とシリコンフットの組み合わせで、意図せず動くことはほぼないとされています。持ち運びではなく据え置き専用と捉えるのが現実的です。

なお、8,000Hzポーリングを利用するには付属の「ROG Polling Rate Booster」ドングルが必要な点は前世代と同様です。

黒×金の20周年デザイン——24金メッキで派手に演出

過去20年、ROGブランドのアイコンカラーは黒と赤でしたが、20周年を記念して採用されたのが黒×金の配色です。RAMなど他のコンポーネントでも、Computexのティーザーで黒×金モチーフが先行して披露されていました。Tom's Hardwareの実機レポートによると、ROG Azoth Extreme Edition 20では金色の要素が随所に配置されています。

  • 金属製のジョグホイール
  • 背面の金色アクセント
  • マグネット式の金色フット(2サイズ付属)
  • 本体を固定する金色のネジ
  • 背面の取り外し可能なプレート

Asusによれば、装飾の少なくとも一部は24金メッキとされており、背面の取り外し可能なプレートも同様とされています。1.47インチカラータッチスクリーン右側のロッカーノブや、トッププレートの面取りエッジも金色仕上げです。スイッチ下のRGBバックライトも初期設定でゴールドカラーに発光する仕様で、Tom's Hardwareは「前世代のROG Azoth Extremeに比べてはるかに大胆なデザイン」と報じています。

また、本モデルでは透明スイッチおよび透明・半透明キーキャップが採用されており、メインキーは伝統的な黒のクラウンに透明サイドの組み合わせ、それ以外のキーはスモーキーで光沢のあるプラスチック製とされています。

手元の1.47インチ画面でCPU情報まで——タッチ操作のAMOLEDディスプレイ

筐体右上には1.47インチのカラータッチスクリーンが配置されており、横スワイプでモードを切り替えられます。これにより、別ディスプレイに目線を移さずに手元で情報を確認できます。表示可能なコンテンツは次のとおりです。

  • アニメーション表示
  • 写真表示
  • システムステータス(system stats)
  • 1秒あたりのキー入力数カウンター(Asusは音楽・リズムゲーム向けと説明)

接続は2.4GHz・Bluetooth・有線の3モードに対応し、背面のスイッチで切り替えが可能です。有線時には充電も同時に行えます。USB-Cポートは反対側のコーナーに配置され、背面中央の樹脂セクションは金属シャーシ越しの無線通信を確保する役割を担っているとTom's Hardwareは推測しています。

マクロは「On-the-Fly Recording」に対応し、Fn・Caps Lock・Windows・Left-ALTを除く全キーがプログラム可能です。

価格は前モデル比$100アップ——本体価格は未公表

本体価格そのものは現時点で明らかにされていません。ただし、前モデル ROG Azoth Extreme の発売時価格より$100(約1万5千円)高くなることがTom's Hardwareによって伝えられています。前モデル自体がフラッグシップ価格帯だったため、相応のプレミアム製品となる可能性が高い状況です。

底面には、好みに応じてマグネットで取り付けられる2サイズの金色フットや、片面が金メッキ・反対面がROG伝統色である黒と赤の配色となるネームプレートも配置されています。

現時点での判断——続報待ちが妥当な高価格モデル

ROG Azoth Extreme Edition 20は、20周年という節目を24金メッキで派手に演出したROGブランドの「やりすぎ」を体現するモデルです。最大1,600時間のバッテリー駆動、1.47インチAMOLEDタッチスクリーン、8,000Hz対応ポーリングといった派手な仕様が並びます。

ただし、本体価格・各国での発売日・日本向けの正式価格は現時点で公表されていません。海外発表ベースで前モデル+$100の上乗せが見込まれることを踏まえると、日本ではかなりの高額帯になることが想定されます。購入を急がず、Asusからの正式アナウンスと国内価格の発表を待つのが妥当と言えるでしょう。

兄弟モデルと「Edition 20」シリーズ全体像——マウスからNUCまで一斉投入

ROGブランド20周年記念の「Edition 20」コレクションは、Azoth Extreme Edition 20だけの単発企画ではなく、Computex 2026で同時に発表された幅広いラインアップで構成されています。主な同時発表製品は次のとおりです。

  • ROG Harpe II Extreme Edition 20(ワイヤレスマウス/82g/最大65,000 DPI/SpeedNova 8K/0.2ms低遅延/$259.99)
  • ROG Crosshair X870E Edition 20
  • ROG G1000 Edition 20(Computex Best Choice Awards 2026 Golden Award受賞)
  • ROG NUC 16 Edition 20
  • ROG XBOX Ally X20 Bundle
  • ROG Keycap Mystery Box Edition 20

ASUSはシリーズ全体のデザインテーマを「ROG Black」「ROG Red」「Crystal Lens」「Radiant Gold」の4要素で統一しており、キーボード単体ではなくセットで揃える収集体験が意識された構成です。

価格と発売スケジュール——$599.99で2026年7月19日全店展開

本体価格はWindows Central、PC Guide、The Shortcutなど複数媒体で$599.99と報じられており、通常版Azoth Extremeに対する+$100の着地点がこの数字で確定しました。予約はBest BuyとNeweggで既に開始されており、AmazonとMicro Centerでの一般発売は2026年7月19日が予定されています。一方、Tom's HardwareおよびPC Guideの報道ではAmazon・Micro Centerでの取り扱い開始日を2026年6月19日とする情報もあり、流通チャネルごとに微妙な時期差が見られる状況です。

"This is a one-off special-edition 20th Anniversary ROG Edition keyboard that will never be reproduced." — The Shortcut

再生産されない一点物という位置付けが強調されており、フラッグシップ価格帯ながらコレクター需要を強く意識した限定モデルです。

Q&A

Q. ROG Azoth Extreme Edition 20の価格はいくらですか? 本体価格は現時点で明らかにされていません。海外発表ベースで前モデル「ROG Azoth Extreme」の発売時価格より$100(約1万5千円)の上乗せが見込まれると伝えられています。日本向け価格も未発表です。

Q. 前世代の ROG Azoth Extreme と何が変わりましたか? カーボンファイバー基調のデザインから黒×金の20周年記念デザインに刷新され、24金メッキとされる装飾(ジョグホイール、フット、ネジ、背面プレートなど)が追加されました。透明スイッチおよび透明・半透明キーキャップ、ゴールド初期設定のRGBバックライトも新要素です。1.47インチAMOLEDや8,000Hzポーリング対応など主要スペックは概ね前世代を踏襲しています。

Q. 8,000Hzポーリングは標準で使えますか? キーボード単体では1,000Hzまでで、8,000Hzを利用するには付属の「ROG Polling Rate Booster」ドングルが必要です。

出典