iOS版で2025年10月に小規模テストが始まり、広範な展開は先月(2026年5月)にようやく開始されたばかり——遅延続きのLiquid GlassがついにMacへ波及する兆しです。MetaがWhatsApp for MacへのLiquid Glassデザイン導入に向けた開発を進めていることを、WABetaInfoがアプリ内コードの解析から確認したと報じられています。サイドバーのアイコン横にはテキストラベルが復活し、チャットバー・添付メニュー・ロックチャット専用セクションも刷新されます。iPhone・iPad・Macで操作感が統一される可能性があり、複数デバイスを行き来するユーザーには大きな体感変化が期待されます。一方、現時点ではベータテスターにも未配信であり、最終仕様や配信時期は確定していません。

結論先出し——Mac版ユーザーが得る3つの体感変化

  • アイコン地獄からの解放:サイドバーの各アイコンにテキストラベルが併記され、目的の項目を探しやすくなります
  • デバイス間の操作感統一:iPhone・iPad・Macでチャットバー、コンテキストメニュー、ボタン類まで同じデザイン言語に揃います
  • ロックチャットへの直アクセス:専用セクションが新設され、プライベート会話への導線が明確になります

WABetaInfoがアプリ内の未公開UIを有効化

WhatsAppデスクトップアプリにLiquid Glass UIを取り込むコードが組み込まれていることを、WABetaInfoがアプリ内の未公開コードを解析した情報として伝えています。この機能は現時点で開発中(currently under development)であり、ベータテスター向けにも配信されていません。

WABetaInfoは独自に当該インターフェースとmacOS 26のUI要素を有効化し、スクリーンショットを公開しました。あくまで開発途上のビルドを強制的に起動させた結果であり、最終的なデザインや配信時期は変更される可能性があります。

アイコン地獄が終わる——サイドバーにテキストラベル復活

WABetaInfoが確認した開発版に含まれる刷新ポイントは以下の通りです。

  • リデザインされたサイドバー(各アイコンの横にテキストラベルを併記)
  • 更新されたチャットバー
  • リフレッシュされた添付メニュー
  • ロックされたチャット専用セクション

サイドバーのテキストラベル併記は、アイコンのみのデスクトップUIに不慣れなユーザーにとって明確な前進です。Liquid Glassの半透明レイヤーと相まって、Macアプリ内の情報階層がより視認しやすくなる見込みです。

iPhone・iPad・Macが同じ顔になる——統一デザインへの道筋

WABetaInfoは、Mac版へのLiquid Glass導入が将来的なiPad版への展開にもつながると指摘しています。同サイトは以下のように述べています。

「In a future update, WhatsApp will finally align this design foundation on iPhone, iPad, and Mac.(将来のアップデートで、WhatsAppはついにiPhone・iPad・Macでこのデザイン基盤を統一します)」

iOS・iPadOS・macOSにまたがる統一感を目指す方針であり、チャットバー、コンテキストメニュー、ボタン類まで同じデザイン言語に揃えるとされています。スマホでLiquid Glass化したチャットバーの位置感覚や添付メニューの挙動がMacでもそのまま通用するようになるため、デバイスを切り替えるたびに操作を覚え直す摩擦が減ります。

遅延続きのLiquid Glass——iOS版の展開ペースが示す目安時期

WhatsAppのLiquid Glass展開はこれまで極めてゆっくりとしたペースで進んできました。iOS版では2025年10月に小規模テストが始まり、より広範な展開は先月(2026年5月)にようやく開始されたばかりです。それでも「まだ新デザインが届いていない」と話すユーザーが多く残っているのが現状です。

iOS版ではトップ・ボトムのナビゲーションバーやiOS 26キーボードへのLiquid Glass要素適用が進んでおり、ボイスメッセージプレイヤーやリアクションメニューなどへの拡張作業も並行して進められています。さらに、ThreadsでもボトムナビゲーションバーとキーボードがLiquid Glassルックに変わったとの報告が直近の週末に上がっており、Metaがアプリ全体での展開を加速させようとしている可能性が読み取れます。

FAQ——読者が抱きそうな疑問に答える

Q. Mac版でLiquid Glassはいつ使える? A. 現時点ではベータテスターにも未配信の開発中段階です。iOS版が小規模テストから広範展開まで約7ヶ月かかった経緯を踏まえると、Mac版も同様にベータ配信から正式リリースまで一定の期間を要する可能性があります。

Q. 現行のMac版UIから何が変わる? A. サイドバーへのテキストラベル併記、チャットバーの更新、添付メニューのリフレッシュ、ロックチャット専用セクションの新設が確認されています。Liquid Glassの半透明レイヤーがUI全体に適用される見込みです。

Q. iOS版のLiquid Glassがまだ自分に届いていないが、Mac版はどうなる? A. iOS版でも広範展開後に「まだ届いていない」ユーザーが多く残る状況です。Mac版も同様に段階的配信となる可能性があり、すぐに全ユーザーが新UIに切り替わるとは限りません。

今のMac版を使い続ける判断軸

Mac版WhatsAppへの導入はまだ開発初期段階です。すぐにベータが来るわけではないため、現行UIで困っていない場合は無理に待つ必要はありません。一方、iPhone・iPadとの操作感の差にストレスを感じている方は、iOS版のLiquid Glass展開ペース(小規模テストから広範展開まで約7ヶ月)を目安に、数ヶ月単位での待機を視野に入れるのが現実的です。

並行進行中のiOS版アップデート——リアクションと音声プレイヤーの残存課題

WhatsAppのiOS版ベータでは、Mac版への波及作業と並行して複数の周辺機能にもLiquid Glassを順次適用する取り組みが進められています。

  • ボイスメッセージプレイヤー:浮遊感のある半透明スタイルで刷新中で、再生中にチャット画面のデザインを途切れさせない見せ方が狙いとされています
  • メッセージリアクション:従来のリアクショントレイは不透明寄りの仕上がりのままで、5月の広範展開後もソリッドなルックが残っていると報じられています
  • メッセージ用コンテキストメニュー:チャットリスト側はすでにLiquid Glass化済みである一方、メッセージ用のメニューは透明効果が限定的な簡易背景に留まっています

Metaはこれらの残存要素を今後のマイナーアップデートで少しずつ置き換えていく方針とされており、Mac版でもチャットバーや添付メニューだけが一度に整うのではなく、細部のパーツが段階的に塗り替わる構造が想定されます。

Meta傘下アプリ全体への波及——InstagramもナビバーをLiquid Glass化

Liquid Glass導入の動きはWhatsApp単体に閉じておらず、Meta傘下のアプリ全体に広がっています。

Instagramは2026年2月から下部ナビバーをテスト

Instagramは2026年2月の段階でiOSのナビゲーションバーへLiquid Glass UIを取り込み、半透明・ぼかし・浮遊するピル型コンテナによる新しい下部ナビゲーションのテストを始めたと伝えられています。新バーは従来のソリッドな実装よりも細く、画面占有面積が小さくなる結果として、投稿コンテンツがバー越しに透けて見える設計です。一方で公開ロールアウトの時期は明言されておらず、依然としてテスト段階に位置付けられています。WhatsApp本体への広範展開がInstagramより数か月遅れた経緯を踏まえると、Mac版WhatsAppもMeta内で先行アプリが磨いた実装を取り込みつつ段階的に進む可能性があります。

出典