カナダのWalmart店舗で$74.99(約1万1,600円)、しかし本家の米国では依然として品薄——。WalmartのGoogle TVボックス最新世代「Onn 4K Pro(2026)」が、英仏二言語パッケージでカナダ市場に登場したと報じられています。同時期に発表された新型4Kストリーミングスティックがすでに広く流通している一方で、Proモデルだけが米国で入手困難という歪な発売状況です。

$74.99のGoogle TVボックス、まずカナダから

9to5Googleによると、カナダの購入者がWalmart店舗で「Onn 4K Pro(2026)」の販売を発見したとされています。パッケージには英語とフランス語が併記されており、カナダ市場向けに展開されている可能性が示されています。目撃情報はCalgaryおよびVancouver Islandの店舗で確認されたと報じられており、複数のRedditユーザーからも店頭での発見報告が寄せられているとのことです。9to5Googleは、こうした状況から、カナダ全土への広がりが近い可能性があると報じています。

確認された販売価格は$74.99(約1万1,600円)で、カナダのWalmart公式サイトにも同じ価格が掲載されていると伝えられています。ただし米国での展開状況を踏まえると、店舗ごとに価格にばらつきが生じる可能性も指摘されています。

米国を飛び越えてカナダ先行——本家は依然として品薄

本家である米国市場では、2026年モデルの「Onn 4K Pro」はいまだに入手困難な状態が続いていると報じられています。Walmart公式サイトには商品ページが掲載されているものの、在庫状況は不安定で、オンラインでの購入機会は限られているとのことです。実際に購入できたユーザーの多くは、オンラインではなく地元のWalmart店舗で発見しているとされています。

注目すべきは、同時期に登場した新型4Kストリーミングスティックについてはすでに広く流通していると報じられている点です。つまり、同じタイミングで明らかになった2モデルのうち、Proモデルだけが入手しづらい状況となっています。米国市場については、依然として「完全な発売(full launch)」を待っている段階だとされており、正式なロールアウトの完了時期は明らかにされていません。

日本のテック好きにとっての意味

「Onn 4K Pro」はWalmart独自ブランドのGoogle TV対応セットトップボックスで、2026年モデルは数か月前にその存在が明らかになっており、新型ストリーミングスティックと同時期に発表されていました。$74.99(約1万1,600円)という価格は、4K対応のGoogle TVボックスとして手の届きやすい水準といえます。

ただし日本市場での正規展開については現時点で明らかにされていません。入手するには個人輸入などの手段を検討する必要がありますが、米国では品薄、カナダではようやく登場という現状を踏まえると、安定した供給が見えてくるまで動向を見守るのが妥当な状況です。米国を飛び越えてカナダ先行という異例の展開そのものが、Walmartの2026年モデル投入計画の不透明さを示しているとも読めます。

ハードウェア詳細:Amlogic S905X5M搭載とUSBダウングレードの選択

2026年モデルの内部仕様についても、複数のメディアが詳細を伝えています。プロセッサはAmlogic S905X5Mで、6nmプロセスで製造され、ARM Cortex-A55コアとARM Mali-G310 V2 GPUを統合しています。背面ポートは100Mbpsイーサネット、4K@75Hz対応のHDMI 2.0、USB 2.0、電源用のUSB-Cで構成され、Bluetooth 5.2にも対応しています。さらにMatter over Threadに対応し、スマートホームハブとしても動作するとされています。

項目仕様
SoCAmlogic S905X5M(Cortex-A55 + Mali-G310 V2、6nm)
無線Bluetooth 5.2
有線・映像100Mbps Ethernet、HDMI 2.0(4K@75Hz)、USB 2.0、USB-C(電源)
スマートホームMatter over Thread
筐体・デザインブラック/グレーの2色、ピル型でメッシュラップ

注目されているのは、前世代のProが備えていたUSB 3.0が今回USB 2.0へダウングレードされた点です。外付けストレージ用途を考えると痛い変更ですが、リモコンには点字ラベルが採用され、アクセシビリティへの配慮が新たに盛り込まれている点はポジティブに受け止められています。

競合比較:Google TV Streamerを約25%上回るベンチマーク性能

価格と性能の両面で、上位機であるGoogle TV Streamerとの比較が話題になっています。Google TV Streamerは$79.99で4GB RAM、Wi-Fi 5を採用するモデルですが、Onn 4K Proは米国価格$59.88と約$20安く設定されています。さらに同時発表の新型4Kスティックは$19.88で、Walmartにとって初の4Kストリーミングスティックとなっています。

AFTVnewsのベンチマーク結果ではOnn 4K ProがGoogle TV Streamerを約25%上回り、テスト済みのGoogle TVデバイスの中で最高の性能を示しています。旧Android TVプラットフォームを搭載するNvidia Shield TVのすぐ下に位置しています。

価格は約4分の3でありながらベンチマーク性能で上回るという逆転は、コストパフォーマンスの観点で大きな話題を呼んでいます。さらにGeminiがプリインストールされており、ハンズフリーでの音声操作にも対応しています。Walmartの低価格ハードウェアという位置づけを越え、上位ストリーマーの代替候補として注目される存在になっています。

Q&A

Q. 同時期に登場した新型ストリーミングスティックとProモデルは何が違う扱いになっていますか? 報道によれば、新型4Kストリーミングスティックはすでに広く流通している一方、Proモデルは米国では依然として在庫が不安定で、地元店舗で見つかるケースが多いとされています。同タイミングで発表された2モデルでも流通状況に明確な差が出ています。

Q. なぜカナダ展開が確認できたといえるのですか? 購入者がカナダのWalmart店舗で実機を発見し、英語・フランス語併記のカナダ向けパッケージが確認されたためです。さらにカナダのWalmart公式サイトにも同価格で掲載されているとされており、単発の入荷ではない可能性が示されています。

Q. 日本から購入する現実的な選択肢はありますか? 日本での販売は公表されていません。個人輸入が選択肢となりますが、米国では品薄、カナダでも在庫はCalgary・Vancouver Islandなど一部地域での目撃にとどまっており、安定供給が確認されるまでは入手難度が高い状況だと考えられます。

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