Valveの新型Steam Controllerに、思わず笑ってしまう隠し演出が仕込まれていることが分かりました。一定の高さから落下させると、コントローラーが「悲鳴」を上げるのです。しかもその悲鳴は、映画やテレビでお馴染みの「ウィルヘルムの叫び」だと報じられています。

落とすと叫ぶコントローラー——その正体は「ウィルヘルムの叫び」

新型Steam Controllerは、十分な高さから落下させるとスピーカーから悲鳴を発するという仕様が確認されています。この悲鳴は、ハリウッド映画やテレビ番組で何十年も使い回されてきた効果音「Wilhelm scream(ウィルヘルムの叫び)」です。一度聞けば「あの叫び声か」と分かる、業界では定番中の定番のサウンドエフェクトです。

この発見は今週、Redditユーザーの投稿をきっかけに広まったとされています。当初は、悲鳴を鳴らすにはSteamの「Big Picture Mode」に入っている必要があるように見られていましたが、その後の確認では必ずしもBig Picture Modeに限定されない可能性が示唆されています。詳細は出典元を参照してください。

コントローラー自体が叫ぶ——イースターエッグとして「楽しい」「分かりやすい」「友達にすぐ見せられる」の3拍子が揃っています。

Steam Deckゆずりのレイアウトを継承した新型ゲームパッド

新型Steam Controllerは、2015年に発売された旧Steam Controllerから装いを一新し、Steam Deckのコントロール部のレイアウトを強く意識した配置に変更されています。

主な対応環境は以下の通りです。

  • PC上のSteamゲーム
  • Steam Deck
  • Android上のSteam Link

Steam Deckのボタン配置に馴染んでいるユーザーにとっては、デスクトップ環境でも同じ感覚でプレイできる選択肢として有力です。とくに既にSteam Deckを愛用しているユーザーには、操作感の連続性という点で意味のあるアップデートと言えます。

なぜこのイースターエッグが「ベスト級」と評されるのか

ハードウェアにユーモアを仕込む文化はゲーム業界にもありますが、今回の「叫ぶコントローラー」が話題になっているのは、隠す気がほとんど感じられないほどあからさまで、それでいて成功している点にあります。Android Authorityは、何年も発見されずに隠され続けたイースターエッグの妙味も良いものだが、見つけてもらう喜びに振り切った今回のような演出にも別種の良さがあると評しています。

落としても壊れない高さで試すのが大前提ですが、新しいコントローラーが届いたら一度は試してみたくなる、Valveらしい遊び心が光る仕掛けです。

価格・発売日・主要スペック——$99で揃った新型コントローラー

新型Steam Controllerは、2026年5月4日午前10時(太平洋時間)に発売されました。地域別価格は米国$99、英国£85、欧州€99、カナダ$149 CAD、オーストラリア$149 AUDです。他のValveハードウェアと同様、店頭販売はなく、購入はSteamストア経由に限定されており、Amazonや量販店では取り扱われていません。

主な仕様は以下の通りです。

項目内容
スティックTMR(Tunneling Magnetoresistance)方式
トラックパッド34.5mm デュアルトラックパッド
バッテリー8.39 Wh、最大35時間駆動
重量292g
振動モーター4基搭載

TMRスティックの採用、4基のバイブレーションモーターによる細やかなフィードバック、デュアルトラックパッドという構成は、入力デバイスとしての完成度を高めつつ、Steam上のゲーム体験に最適化された仕様となっています。価格帯としても$99に揃えられており、Valveハードウェアとしては比較的手に取りやすい水準です。

単体ではなく「Steam Hardware 3兄弟」の第1弾として位置づけ

このコントローラーは独立した周辺機器ではなく、より大きなハードウェア戦略の一部です。Valveは2025年11月12日に、新設計のSteam Controllerを、新世代のSteam Machineおよびスタンドアロン型VRヘッドセットSteam Frameと同時に発表しました。Steam MachineはSteam Controllerを同梱したバンドル形式での発売が予定されています。

発売直後の市場反応

需要は供給を大きく上回りました。

  • 発売開始から30分以内に完売し、eBayでは$300(MSRPの200%増)まで価格が高騰しています
  • Valveは公式Xで品薄について謝罪し、再入荷に向けて作業中であるとコメントしています

3製品の第1弾としてリリースされたコントローラー単体は先行して市場に出ましたが、Steam MachineおよびSteam Frameを含むエコシステム全体の本格的な展開はこれからです。

Steam Machineとのバンドル販売が控えていることを踏まえると、今回のコントローラー単体購入はあくまで入口であり、Valveが描くハードウェア戦略の全体像が見えてくるのは今後の発売タイミング次第と言えます。

Q&A

Q. 「ウィルヘルムの叫び」を鳴らすには特別な設定が必要ですか? 当初はSteamのBig Picture Modeが必要と見られていましたが、その後の確認では必ずしもBig Picture Modeに限定されない可能性が示唆されています。十分な高さから落下させた際にコントローラーから発せられる仕様です。

Q. 旧Steam Controllerから何が変わりましたか? 2015年発売の旧モデルからレイアウトが刷新され、Steam Deckのコントロール部に近いボタン配置になりました。PC上のSteam、Steam Deck、Android上のSteam Linkに対応します。

Q. この発見はどこから広まりましたか? Redditユーザーの投稿をきっかけに広まり、Android Authorityなどのメディアが取り上げています。詳細は出典元を参照してください。

出典