Galaxy S26のフラッシュライトに皮膚を長時間さらした後、1度熱傷・2度熱傷(医学的なやけどの重症度分類)を負ったという報告が実際に届いており、黒いゴミ袋を素早く溶かす現象もテストで再現されている。見過ごせないのは、こうした事態が「意図的に当てた」ときだけでなく、ポケット内での誤起動や、手の届く場所に置いた端末に子どもが触れるといった日常的な不注意でも起こりうる点だ。強度を下げることでリスクを軽減できる可能性があり、Galaxy S26で実行できる設定手順を以下に紹介する。

3機種中で最速——ゴミ袋に穴が開いたのはGalaxy S26が一番早かった

TikTokで「Galaxy S26のフラッシュライトがゴミ袋を溶かす」という動画が拡散したことを受け、Tom's Guideが実際に検証を行った。頑丈な黒いゴミ袋に素早く穴が開くことが確認され、テストした3機種中で最も速い結果だった。iPhone 17 Pro MaxとGoogle Pixel 10 Proも同様の現象を起こしたが、Galaxy S26のほうが速かった。

つまりこれはGalaxy S26固有の欠陥ではなく、強力なLEDフラッシュ全般に共通する特性だ。ハイエンド3機種すべてがゴミ袋を溶かせたという事実は、「高出力フラッシュの発熱リスク」がいまやスマートフォン業界全体の課題であることを示している。

問題はゴミ袋だけにとどまらない。長時間接触による熱傷の報告という事実は、次のような身近なシーンを強く意識させる。

  • ポケット内での誤起動:フラッシュが点灯したままズボンのポケットに入れると、生地越しに皮膚へ密着した状態が続く
  • テーブルや床に置いたまま点灯:ゴミ袋や布製品が接触したまま放置された場合も同様のリスクがある
  • 子どもによる誤操作:ロック画面からフラッシュにアクセスできる機種では、最大強度のまま長時間点灯し続けるケースが起こりやすい

「フラッシュライトはたまにしか使わないし大丈夫」という感覚は、誤起動や不注意な放置の前では通用しない。

強度を下げる3ステップ

Galaxy S26にはフラッシュライトの強度を調整する方法が用意されている。

ステップ1:クイック設定パネルを開く 画面右上から下にスワイプしてクイック設定パネルを開く。通知リストが開いてしまう場合はスワイプ位置が左すぎるので、ホーム画面に戻って右寄りで再試行する。

ステップ2:フラッシュライトアイコンを長押しする クイック設定に小さな円形のフラッシュアイコンがある場合は長押しするとフラッシュメニューが開く。横長の「ピル型」アイコンの場合は、フラッシュのシンボルが表示されていない右側部分をタップするだけで同じ画面に進める。

ステップ3:5段階から強度を選んで「完了」をタップする Galaxy S26のフラッシュライトは5段階の明るさとオフの合計6択から選べる。日常的に使うなら最低限のレベルを選んで「完了」をタップすれば設定完了だ。強度を落とした状態でもフラッシュライトとして十分に機能する。

他のAndroidスマートフォンにはスライダー形式でより細かく調整できる機種もある。iPhoneは強度調整に加えてビームの幅を広げたり狭めたりする機能も備えている。

強度を下げても「完全に安全」は保証されない

強度を下げても、長時間の接触でやけどが起きないとは保証されない。設定変更はあくまでリスクの軽減であり、「どの強度設定でも皮膚や可燃物への長時間接触は避ける」という原則は変わらない。

今すぐ取れる具体的なアクションを整理しておく。

  1. 強度を必要最低限のレベルに下げる:上記3ステップで設定しておけば、日常使いでも十分な明るさで運用できる
  2. 使用後は必ずオフにする:ポケットに入れる前、テーブルに置く前に消灯を確認する習慣をつける
  3. 子どもが触れる環境では特に注意する:誤操作でフラッシュが最大強度のまま長時間点灯し続けるリスクを意識しておく

Samsungからの公式な安全ガイダンスや声明は現時点で確認されていない。iPhone・Pixel含む複数機種で共通して確認された現象でもあり、今後業界全体での対応が求められる可能性がある。公式情報が出た際には本記事を更新する。


Q&A

Q. ポケット内でフラッシュライトが誤ってオンになった場合、やけどのリスクはあるか? 長時間接触による1度・2度熱傷の報告がある以上、生地越しに密着した状態が続けば皮膚へのダメージは否定できない。ポケットに入れる前の消灯確認を習慣にするとともに、端末の設定でロック画面からのクイック設定アクセスを制限できる場合は活用したい。強度を下げておくことも合わせて有効だ。

Q. SamsungはこのLEDフラッシュの発熱問題に対して公式に対応を発表しているか? 現時点でSamsungからの公式声明・リコール情報は確認されていない。同様の現象がiPhone 17 Pro MaxやGoogle Pixel 10 Proでも確認されており、特定機種の欠陥というよりも強力なLEDフラッシュ全般に共通する特性として認識されている。今後公式な対応や発表があり次第、本記事を更新する予定だ。

出典