あなたのPixel Watchでも、今日から手首のショートカットが沈黙しているかもしれません。ソファの下や毛布の中に紛れたスマホをワンタップで鳴らせる**「電話を探す(Find My Phone)」**——この定番ショートカットが最新ソフトウェアアップデート以降、動かなくなったとの報告が複数のユーザーから相次いでいます。GoogleもReddit上で不具合を認め、修正版を準備中であると説明しました。毎日何度もスマホを鳴らしていた人にとっては、家中を物理的に歩き回って探す時間が戻ってくる、地味に痛い不具合です。
最新アプデで定番機能が突然の沈黙
Android Authorityによると、発端となったのはRedditユーザー Silent_Polak氏の投稿です。同氏はPixel Watchを1年近くトラブルなく使用していたものの、最新ソフトウェアアップデートを適用した直後から**「Find My Phone/ring」**機能が反応しなくなったと報告しました。なお、Android Authorityの記事では具体的なPixel Watchのモデル番号は特定されていません。
スレッドには「自分だけではなかった」と安堵するコメントが多数寄せられ、アップデート直後に同じ症状が出たというユーザーや、頻繁に使っている機能が突然失われて困っているという声が並んでいます。報告はあくまでRedditコミュニティ上のユーザー報告であり、影響範囲の正確な規模は公表されていません。
さらに厄介なのが、スマートフォン側のWatchアプリの挙動です。投稿者の一人は、アップデート後にアプリを開こうとするたびに即座にクラッシュするようになったと説明しています。ペアリングしているスマートフォンとPixel Watchの両方を再起動しても症状は改善しなかったとされています。静かな会議中にこっそりスマホを鳴らして居場所を特定する、といった「いつもの使い方」もできなくなる格好です。
回避策はまさかの「Geminiにお願い」
ユーザー側で見つかった一時的な回避策が、ウォッチ上のGeminiに音声で「電話を探して」と直接お願いする方法です。スレッド内では、標準のショートカットが効かなくなったユーザーでも、Gemini経由で呼び出すと電話を鳴らせるとの報告が複数寄せられています。
つまり現状は次のように整理できます。
- 標準のFind My Phone/ringショートカットは一部ユーザーで動作しない
- 一方で、ウォッチ上のGeminiに音声で依頼するルートは多くの場合機能している
- スマホ側のWatchアプリがクラッシュする症状も同時に確認されている
ただしGeminiでの代用はあくまで暫定策で、すべての環境で同じように動作するかどうかは現時点で明らかにされていません。
Googleが不具合を認め、修正版を開発中
報道によれば、Pixel WatchチームはReddit上で本件を認め、将来のソフトウェアアップデートで修正版を提供するため現在対応中であると説明しました。同チームも、正式な修正が配信されるまでの当面の対応として、ウォッチ上のGeminiから電話を探すよう案内しています。
Pixel Watchで電話を呼び出す機能は、家中を探し回らずに紛失したスマホを見つけるためのもっとも素早い手段として活用されてきました。毎日のように使っていたユーザーにとっては、ソファの隙間を覗き込んだり、別の電話からかけ直したりといった「アナログな捜索」に戻る時間的コストが地味に重くのしかかります。Googleの修正配信がどの程度のスピード感で出てくるかが注目されます。
なお、修正アップデートの配信時期や対象ビルド、影響を受けるPixel Watchのモデルや世代の範囲については、現時点で具体的な情報は公表されていません。続報を待ちましょう。
「Find Hub on Watch」で広がる紛失デバイス検索の選択肢
「電話を探す」ショートカットの問題と並行して、Googleは手首からデバイスを探すための新しい仕組みを別ルートで整備しています。2026年3月3日にロールアウトが始まった March Pixel Watch Feature Drop で、Find Hub が Pixel Watch(および他の Wear OS ウォッチ)に到来し、手首から紛失デバイスを探せるようになりました。
Find Hub on Watch の主なポイント
- Bluetooth で近くのデバイスを鳴らせるほか、範囲外のときは位置や経路を確認できます
- Pixel Watch 2 以降と Pixel 8 以降の組み合わせで、スマホを置き忘れた際に通知を受け取れます(Left behind phone reminders)
- Bluetooth 接続が切れるとスマホを自動ロックする機能(Phone lock on disconnect)も追加されています
標準ショートカットが沈黙していても、Find Hub というもう一つの導線が用意されつつある点は、当面の選択肢を考えるうえで押さえておきたいところです。手首から鳴らす・場所を確認する・置き忘れに気づく、という3段構えで紛失対応の幅が広がっています。
Pixel Watch 5と将来アップデートで何が変わるのか
修正パッチを待つ間、視野を少し先に広げると、次世代モデルの輪郭も見え始めています。Pixel Watch 5 は 2026年後半のリリースが見込まれており、Pixel 11 と並んで8月の「Made by Google」イベントで発表される可能性が指摘されています。
| 項目 | 見込み内容 |
|---|---|
| 発表時期 | 2026年8月の Made by Google |
| リリース | 2026年後半 |
| 想定価格 | 前モデル同様 $349 から |
| OS | Wear OS 7 搭載見込み |
ソフト面では、Gemini と AI 機能の統合がさらに進む見通しとされています。加えて Fitbit Personal Health Coach も 2026年にローンチ予定で、AI によるコーチングを提供するとされており、ハード単体ではなくサービス側の進化と組み合わせて体験が更新されていく流れが続いています。
Q&A
Q. 自分のPixel Watchでも「電話を探す」が効かない場合、どうすればいい? 当面の対応として、ウォッチ上でGeminiを呼び出し、電話を探すよう音声で指示する方法が案内されています。標準ショートカットが反応しない場合でも、この経路で電話を鳴らせるとの報告が複数寄せられています。
Q. Geminiでの代用は、本当にすべての環境で動くの? スレッド内では「Gemini経由なら鳴らせた」との報告が複数あるものの、どのビルド・どのPixel Watchモデルで動くかといった条件は公表されていません。あくまでユーザー報告ベースの暫定策であり、必ず動作するとは保証されていない点には注意が必要です。
Q. スマホ側のWatchアプリが起動直後にクラッシュする症状も、同じ修正で直るの? 投稿では、Find My Phoneの不具合と並行してWatchアプリのクラッシュも報告されています。ただし、Pixel Watchチームが進めている修正に、このクラッシュ問題が含まれるかどうかは現時点で明らかにされていません。
