スマートウォッチ・スマートリングに続く新しいウェアラブルとして、耳に装着するスマートピアス「Lumia 2」が登場しました。
Lumia HealthがKickstarterで実施したクラウドファンディングは開始からわずか3分で目標額の1万ドルを達成し、調達額は約150万ドルに到達しています。
耳の裏側にセンサーを配置することで浅い血管に直接アクセスし、20以上の健康指標を最大7日間連続で追跡できる点が特徴です。基本価格は249ドルで、初回出荷は2026年12月を予定しています。
Kickstarterで3分で目標達成、調達額150万ドル——Lumia 2の概要と価格体系
Lumia Healthが手掛けるスマートピアス「Lumia 2」は、Kickstarterでのキャンペーン開始からわずか3分で目標額1万ドルを達成し、調達額は約150万ドルに到達しました。SlashGearが2026年5月7日付の記事で報じています。
製品の基本価格は249ドルで、金・銀・チタンといった素材ごとに価格が変動します。さらに、トラッキングアプリと各種機能を利用するには月額20ドルのメンバーシップが必要で、年額プランでは割引が適用されます。初回出荷はKickstarter支援者向けに2026年12月を予定しています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 基本価格 | 249ドル |
| 月額メンバーシップ | 20ドル(年額プランは割引あり) |
| バッテリー駆動 | 最大7日間 |
| 追跡指標 | 20以上の健康指標 |
| 初回出荷 | 2026年12月(Kickstarter支援者向け) |
| 素材バリエーション | 金・銀・チタン等 |
Lumia Healthは、製品コンセプトを「目立たない次世代の健康トラッキング(discreet next-gen health tracking)」と表現しており、デザイナージュエリーとしての見た目と健康ウェアラブルとしての機能性を両立させる方針が示されています。
耳裏センサーが生む測定精度——スマートウォッチ・スマートリングとの違い
Lumia 2の最大の特徴は、センサーを耳の裏側に配置している点にあります。SlashGearによると、この配置によって耳の浅い血管に直接アクセスできるため、精密な読み取りが可能になると指摘されています。指や手首に装着するタイプと異なり、運動中の急な動きで計測が中断されにくく、心拍や血流の連続データを途切れなく取得できる設計です。
数分ごとに血流と心拍データ(HRVを含む)を収集し、アプリに表示します。バッテリー寿命と引き換えにポーリング間隔を高頻度化するカスタマイズも可能です。SlashGearは実機を試したわけではないため断定できないと前置きしつつ、耳裏センサーによって健康モニタリングがより堅牢になっているように見えると述べています。
| 比較対象 | Lumia 2との違い |
|---|---|
| スマートウォッチ | 手首装着で運動中の動きの影響を受けやすい。Lumia 2は耳裏で血管に直接アクセス |
| Oura Ring等のスマートリング | 指装着型。Lumia 2は耳裏センサーでより多くの指標を計測 |
| Incora Health | チタンに18金コーティングを施したスマートピアスを開発中。同じピアス型カテゴリーの競合 |
| Peripherii / Priamble | センサー型ではなくイヤフォン型として動作 |
ジュエリー型ウェアラブルが示す「目立たない健康追跡」の流れ
スマートフォンからスマートウォッチ、そしてスマートリングへと進化してきたウェアラブルは、より小型で目立たない方向に向かっていると見られます。スマートピアスはその次の波として位置づけられる可能性があり、装飾品としての日常使いと健康トラッキングの常時計測を両立させる方向性が見えてきます。
通知や画面表示に煩わされることなく、バックグラウンドで生体データを計測し続ける点は、スマートウォッチに疲れを感じる層には新しい選択肢になるかもしれません。一方、日本市場ではApple Watchが強く、交通系ICや決済との連携を重視する利用パターンが定着しているため、ジュエリー型は当面、補完的な位置づけにとどまる可能性が高いと見られます。耳という新しい装着部位の精度がどこまで支持を集めるかが、今後の普及を左右しそうです。
用途別おすすめ度
| 用途 | おすすめ度 | 理由 |
|---|---|---|
| 健康管理・長期トラッキング | ○ | 耳裏センサーで20以上の指標を最大7日間連続計測でき、入浴・睡眠中も装着可能と説明されています |
| ランニング・運動中の心拍計測 | ○ | 急な動きでも計測が中断されにくい設計で、連続した心拍・血流データが取れると見られます |
| 通知・スマホ連携重視 | △ | 通知表示や決済機能は想定されておらず、健康トラッキング特化のため、スマートウォッチの代替には向かない可能性があります |
| ジュエリーとして日常使い | ○ | 金・銀・チタン等の素材バリエーションが用意され、デザイン性を重視できると見られます |
Q&A
Q. Lumia 2はいつ届きますか? A. Kickstarter支援者への初回出荷は2026年12月を予定しています。
Q. 249ドルだけで全機能が使えますか? A. 249ドルは基本価格で、素材によって価格は上昇します。さらに、トラッキングアプリと機能を利用するには月額20ドルのメンバーシップが必要で、年額プランでは割引が適用されます。
Q. スマートウォッチやスマートリングと比べて何が違いますか? A. センサーを耳の裏側に配置することで、耳の浅い血管に直接アクセスして精密な読み取りを行う点が特徴です。手首や指と異なり、運動中の動きで計測が中断されにくく、心拍や血流の連続データを途切れなく取得できる設計だとSlashGearは説明しています。
