今秋の登場が見込まれるiPhone 18 Proについて、9to5Macが買い替えを後押しし得る3つの強化点を整理しています。柱は、メインカメラへの可変絞り搭載が噂されるカメラ刷新、2nmプロセスのA20 ProとApple設計のC2モデムによる「iPhone史上最長」とされるバッテリー、そしてDynamic Islandが約35%縮小するというデザイン変更です。いずれも現時点では噂・リーク段階の情報である点に留意してください。
可変絞り搭載へ——iPhone史上最大級のカメラ刷新か
Mark Gurman氏は、iPhone 18 Proが「ラインナップ史上最大級のカメラハードウェアアップグレード」を含むと述べたと報じられています。具体的に噂されているのは以下の項目です。
- 可変絞り(Variable Aperture)
- **メインカメラ(Main camera)**の刷新
- 望遠カメラの絞り拡大
- Camera Controlボタンの再設計
可変絞りは、撮影シーンに応じて被写界深度を物理的に変える仕組みです。9to5Macは、被写体を背景から分離したい場合は浅い被写界深度、背景も認識できる程度に残したい場合は中程度、画面内すべてにピントを合わせたい場合は深い被写界深度、というように撮り分けが可能になると説明しています。ポートレートと風景の切り替えを、レンズ交換式カメラに近い感覚で行えるようになる可能性があり、ソフト処理ではなく光学的に深度を制御できる点が大きな違いです。
望遠カメラの絞りが広がれば、4倍・8倍ズーム使用時の暗所性能の改善が見込まれます。Camera Controlボタンも再設計が予想されており、操作系の見直しが入るとされています。
バッテリーは「iPhone史上最長」に到達するか
iPhone 17 Proの時点でバッテリー持ちは大きく向上していますが、iPhone 18 Proではさらに延びると予想されています。要因として挙げられているのは以下の3点です。
| 改善要素 | 内容 |
|---|---|
| バッテリー容量 | 物理的に大型化したバッテリー(iPhone 18 Pro Max向けに小幅な大型化のリークあり) |
| SoC | A20 Proチップ(2nmプロセス)による電力効率向上 |
| モデム | QualcommからApple設計のC2モデムへの切り替えによる省電力化 |
3要素が重なることで、iPhone 18 Pro/Pro Maxは「iPhone史上最長のバッテリー持ち」を実現する可能性があると報じられています。SoCとモデムの両方が同世代で省電力方向に刷新される点は、純粋な容量増以上に体感差をもたらす可能性があります。
新フラッグシップカラーとDynamic Island約35%縮小
iPhone 18 Proの外観は前世代をおおむね踏襲する見込みですが、注目すべき変更点が3つ挙げられています。
- 新フラッグシップカラー:iPhone 17 Proで人気を集めたCosmic Orangeの後継となる新色が予想されています。リーカーの間では「バーガンディ・コーヒー・ディープパープルを混ぜたような色合い」「ディープレッド」「ダークチェリー」などと表現されています。
- スペースグレー/ブラック系の追加:iPhone 17 Proで黒系カラーが用意されなかったことに不満を持つ層に向け、今年は黒系色が追加される可能性があると報じられています。
- 背面ガラスとアルミの色を揃える:前世代の2トーン的な見え方を避け、背面ガラスをアルミ仕上げに色味を寄せることで、一体感のある外観になると見られています。
さらに、Dynamic Islandが約35%縮小するとの情報も伝えられています。実現すれば表示領域が広がり、実質的に使えるスクリーンの面積が従来モデルより増えることになります。
買い替えを検討する読者へ
ここに挙げた3点はいずれも噂・リーク段階の情報であり、最終仕様で異なる可能性があります。とはいえ、可変絞り・モデム自社設計・Dynamic Island縮小はそれぞれ単独でも世代交代の動機になり得る変更点です。iPhone 17 Proを所有しているなら、正式発表を見極めてから判断するのが妥当でしょう。一方、より古い世代のiPhoneを使っているユーザーであれば、A20 Proへの世代ジャンプとモデムの自社設計化が重なるため、バッテリー持ちや暗所撮影の差を体感しやすいタイミングになりそうです。可変絞りが本当に搭載されれば、カメラ機構としても近年で最も大きな更新点になります。
可変絞りカメラはすでに量産フェーズへ——供給網の動きから見える本気度
可変絞り搭載の噂は、サプライチェーンの動きからも裏付けられつつあります。韓国ETNewsの報道として、Appleは今年9月のiPhone 18 ProおよびPro Max投入に向け、新型の可変絞りカメラシステムのサプライチェーンを本格稼働させ始めたと伝えられています。
関与が報じられている主要サプライヤー
- 中国のSunny Opticalが絞り機構を駆動するアクチュエータの生産をすでに開始しており、カメラモジュールの組み立ては初夏に続く見込みです
- Appleの主要カメラパートナーであるLG Innotekは6〜7月頃に生産を開始する予定で、韓国・亀尾(Gumi)工場に専用設備が導入されつつあります
- Cowellなどのモジュールメーカーも工程に加わる見通しで、システムの複雑さからLG Innotekがメインカメラモジュール生産でより大きなシェアを取る可能性が高いとされています
同様のパターンはiPhone 15 Pro Maxのテトラプリズム望遠レンズ採用時にも見られ、LG Innotekが当初は単独サプライヤーを務めました。量産準備の進行度合いから見ても、可変絞りは噂の段階を越えつつある段階に入っていると言えます。
C2モデムが拓くもう一つの注目機能——衛星5GとmmWave対応
C2モデムの真価は省電力化にとどまりません。中国のリーカー「Fixed Focus Digital」によれば、iPhone 18 Pro向けに登場するApple C2ベースバンドモデムはNR-NTN(New Radio Non-Terrestrial Networks)に対応するとされています。この規格は端末と衛星の直接接続のほか、衛星をキャリア網のバックホールとして使う運用にも関係するもので、Appleの実装ではiPhoneが衛星に直接接続してインターネットへアクセスできるようになる見込みです。
さらに通信性能面でも前進が予想されています。C2はC1/C1Xに搭載されていなかった米国向けmmWave 5G対応、より高速な通信、改善された電力効率をもたらすと見込まれています。
A20シリーズはiPhone 17系のA19比で約15%の速度向上と約30%の効率改善をもたらすと見込まれています。
GF SecuritiesアナリストのJeff Pu氏のリサーチノートによれば、iPhone 18 Pro/Pro Max/Foldはいずれも同じA20 Proチップ、12GBのRAM、AppleのC2ベースバンドモデムを共有する見通しです。ハイエンドラインの仕様統一は、サポートや周辺アクセサリの最適化にもプラスに働きそうです。
Q&A
Q. iPhone 18 Proはいつ発表されますか? 9to5Macは「今秋(this fall)」の登場を見込んでいると報じています。Appleは例年9月にフラッグシップiPhoneを発表していますが、iPhone 18 Proの具体的な発表日・発売日は現時点で公表されていません。
Q. 可変絞りで何が変わりますか? 撮影シーンに応じて被写界深度を変えられるようになると説明されています。被写体を浮き立たせる浅い被写界深度から、画面全体にピントを合わせる深い被写界深度まで、レンズ交換式カメラに近い感覚で撮り分けが可能になる見込みです。
Q. バッテリーが延びる理由は何ですか? 3つの要因が報じられています。物理的に大型化したバッテリー、2nmプロセスのA20 Proチップによる効率改善、そしてQualcomm製5GモデムからApple設計のC2モデムへの切り替えによる省電力化です。
