Google Messagesの最新ベータ版で、チャットごとに背景壁紙を変えられる新機能「Chat themes」の試験実装が確認されたと報じられています。会話相手ごとに違う雰囲気の画面にできるため、Samsung Messagesで背景カスタマイズを愛用してきたユーザーにとっても、移行先として一気に魅力が増す内容です。なお、本記事はベータ版を観察した段階の情報をもとにしており、最終製品の仕様は変更される可能性があります。
Android Authorityが2026年5月29日付で伝えたもので、Google Messagesベータ版のコード解析を通じて、新しい「Chat themes」項目とその挙動が確認できたとされています。
Change colorsが消えてChat themesに——何が変わるのか
Android Authorityによると、Google Messagesベータ版のチャット内メニューでこれまで「Change colors(色の変更)」と表示されていた項目が、新たに「Chat themes(チャットテーマ)」へ置き換わっていると報じられています。
従来のカラーパレット設定はそのまま残り、チャットごとに配色を変えられる点は維持されている一方、ここから入れる設定画面の中身が大きく拡張されているのがポイントです。Googleがサーバー側で本機能を有効化すれば、ベータテスターから順に新しいメニューが見えるようになる見込みだと伝えられています。
壁紙ギャラリーと自分の写真の両方に対応
新しい「Chat themes」で用意されている選択肢は、大きく分けて次のとおりと報じられています。
- 従来どおりのカラーパレット選択
- Googleが用意する複数カテゴリの「すぐ使える壁紙」ギャラリーから選択
- 自分のフォトライブラリの写真を背景に指定
- 「リセット」ボタンで初期状態の見た目に戻す
ギャラリーで手早く整えるか、自分の写真でパーソナルな雰囲気にするかを使い分けられる設計で、Samsung Messagesで定番だった背景カスタマイズに近い体験が、Google Messages側にも揃いつつあります。
暗い背景でテキストが読めない問題も
Android Authorityは、暗めの背景画像を選んだ場合にチャット画面上部のテキストが見えづらくなる場面があると指摘しています。ベータ段階の挙動であり、一般公開までにGoogleが調整する余地はあるとの見方も示されています。
また同記事は、今回の情報はアプリの未公開コードを解析した結果に基づくものであり、開発中のコードがそのまま一般リリースに到達しない場合や、最終的な仕様が変わる場合がある点に注意を促しています。
Samsung Messages終了との重なり——移行の受け皿になるか
Android Authorityの記事では、Samsung Messagesから移行するユーザーにとってカスタムテーマが歓迎されるという文脈も取り上げられており、コメント欄でも「Samsung Messagesの背景カスタマイズを愛用してきたが移行先として期待できる」といった声が複数寄せられています。Samsung標準メッセージアプリで背景カスタマイズを愛用してきたユーザーが、Google Messagesへ移行する際に「機能が物足りない」と感じる場面を、今回の「Chat themes」が埋める形になりそうです。
一般リリースの時期や、最終的に提供されるプリセット壁紙の数・カテゴリの内訳は現時点で公表されていません。ベータテスターには近いうちに有効化される可能性があるとされている段階で、正式発表を待つのが妥当です。続報があり次第、改めて整理します。
Samsung Messages終了の正式スケジュールと移行の実務
Samsungは公式に終了時期と移行手順を案内しています。Samsung Messagesアプリケーションは2026年7月に終了予定で、Galaxyユーザーには既定メッセージアプリとしてGoogle Messagesへの切り替えが推奨されています。対象は米国市場で、Android 11以下のOSを使用しているユーザーはこのEnd of Serviceの影響を受けません。
移行時の挙動について押さえておきたいポイントは次のとおりです。
- すべてのメッセージや会話はSamsung MessagesとGoogle Messages間で自動的に転送されますが、データ量により完了まで最大約24時間かかる場合があります
- Galaxy S26以降の機種ではSamsung MessagesがGalaxy Storeからダウンロードできなくなっています
- Tizen OS搭載の旧Galaxy WatchはGoogle Messages非対応で、終了後はウォッチ上での会話履歴の完全表示ができなくなります
「Chat themes」が乗り換えの心理的ハードルを下げる一方、ハードウェア側の制約は別途確認しておく必要があります。
2026年に進むGoogle Messagesの大型アップデート群
カスタム壁紙以外にも、Google Messagesは2026年に複数の機能拡張を進めています。特に大きいのは暗号化方式の足並みが揃った点で、2026年5月にAppleがiOS 26.5でエンドツーエンド暗号化(E2EE)対応のRCSを展開し、AndroidとiPhoneユーザー間のチャットも暗号化される状態になりました。
UI・運用面でも周辺機能が拡充されています。
| 機能 | 内容 |
|---|---|
| ゴミ箱 | 削除したチャットは30日間ゴミ箱に保持されてから削除されます |
| リアルタイム位置共有 | Find Hub連携によるリアルタイム位置情報共有が追加されています |
| @メンション | RCSグループチャットで正式機能化され、ミュート中の相手にも通知が届きます |
| 長押しメニュー | Remix・Reply・Forward等の選択肢を統合した浮遊型の新デザインに刷新されています |
壁紙のパーソナライズはこうしたE2EE暗号化・運用機能強化と並行して進む位置付けで、Samsung Messagesからの移行先としての完成度がさらに高まっています。
Q&A
Q. このカスタム壁紙機能は誰でも今すぐ使えますか? Google Messagesのベータ版で確認された段階の機能で、Googleがサーバー側で有効化したベータテスターから順に表示される見込みだと報じられています。一般リリースの時期は公表されていません。
Q. 自分のスマホに保存した写真をチャット背景にできますか? Android Authorityによると、Googleが用意するプリセット壁紙のギャラリーに加えて、ユーザー自身が選んだ写真を背景に指定できる仕様だとされています。ベータ段階の情報のため、最終的な仕様は変わる可能性があります。
Q. Samsung Messagesから乗り換えるユーザーにもメリットはありますか? Samsung Messagesで定番だった「会話ごとに背景を変える」体験に近いことが、Google Messages側でも一通りできるようになる方向性です。カラーパレット・既製の壁紙・自前の写真を組み合わせて、相手ごとに違う見た目に整えられる点が乗り換え時の物足りなさを埋める要素になると見られます。
