「プロフェッショナルなトーンで」「箇条書きで始めて」——毎回Geminiに同じ指示を打ち込んでいた手間が、ついに不要になります。Google DocsのGeminiに、ユーザーの好みを記憶し続ける「永続的な指示」機能が追加されました。最大1,000件のルールを一度登録すれば、以降のすべてのドキュメントに自動適用されます。毎回リセットされていた煩わしさが大幅に軽減される、実務ユーザーには見逃せないアップデートです。

毎回リセットされていた「Geminiの記憶」がついに解消

これまでGoogle DocsでGeminiを使う場合、ブログ記事の執筆や会議の要約といった作業のたびに、AIに対して「プロフェッショナルなトーンで書いてください」「箇条書きで始めてください」といった指示を繰り返す必要がありました。Geminiは新しいドキュメントを開くたびに前回の設定を忘れてしまい、ブランドボイスを丁寧に教え込んでも次のプロジェクトでは白紙に戻っていたのです。

Googleが公式ブログで発表したこの機能では、Geminiのサイドパネルからルールを登録しておくと、以降のすべてのドキュメントにそのルールが適用されます。ブランドガイドラインの遵守や文体の統一といった設定を毎回入力し直す作業が、大幅に削減できます。

どんな指示でも1,000件まで永続保存

永続的な指示として設定できる内容は多岐にわたります。Android Authorityが紹介している具体例としては以下のようなものがあります。

  • すべての要約を3箇条のTL;DRで始める
  • 下書きには常にプロフェッショナルなトーンを使う
  • すべての見出しを大文字にする
  • 「delve(掘り下げる)」という単語を使わない

1アカウントあたり最大1,000件のアクティブなルールを保存できます。

Geminiがいずれかの保存済みルールを使用した場合、回答の「ソース」セクションにそのルールが表示されるため、どの指示が適用されたかを確認できます。ルールの変更や見直しはDocsの設定内にある「Geminiパーソナライズ」セクションから行えます。

日本ユーザーはまだ対象外

現時点でこの機能を利用できるのは、米国の英語ユーザーに限られています。対象アカウントはBusiness・Enterprise・Educationプランのユーザーのほか、個人ユーザーについてはGoogle One AI Premiumサブスクリプションへの加入が必要です。無料の個人アカウントでは利用できません。

ロールアウトは2026年5月4日に開始され、完了までに15日間かかる見込みです。そのため対象ユーザーであっても、今すぐ機能が表示されない場合があります。日本語ユーザーや日本市場への展開時期については、現時点でソース記事に記載がありません。

利用を検討する場合は、以下の点を踏まえた上で判断することをおすすめします。

現時点でできること・できないこと

  • ✅ 米国・英語環境のBusiness/Enterprise/Educationアカウントで利用可能
  • ✅ Google One AI Premiumに加入済みの個人ユーザーも対象
  • ✅ 最大1,000件のルールをGeminiパーソナライズセクションで管理可能
  • ✅ どのルールが適用されたか「ソース」セクションで確認可能
  • ❌ 無料の個人アカウントでは利用不可
  • ❌ 日本語環境・日本市場への提供時期は未発表

Q&A

Q. GmailやDocsのモバイルアプリでも永続的な指示は有効ですか? ソース記事にはモバイルアプリへの対応について記載がありません。現時点では情報なしのため、続報をご確認ください。

Q. 既存のドキュメントにも遡って指示が適用されますか? ソース記事には既存ドキュメントへの遡及適用に関する記載がありません。現時点では情報なしのため、詳細は出典元の続報をご確認ください。

出典