Samsung Galaxy XRで4月以降に発生していた深刻なメモリリーク問題に対し、Googleが修正パッチ(バージョンI610UEU2AZD8)の配信を開始しました。Android Authorityが報じています。問題を抱えているユーザーは、できるだけ早く適用することが推奨されています。
何が起きていたのか——4月アップデート後に発覚した深刻な不具合
Android XRプラットフォームで動作するSamsung Galaxy XRは、4月に配信されたアップデートの適用後から、重大なメモリリークが発生していることがユーザーから報告されていました。
具体的には、ヘッドセットのメモリ使用量が20〜30分かけて徐々に増加し続け、上限に達した時点でデバイスがほぼ使用不能な状態に陥るというものです。Android Authorityによると、フレームレートが「急落する(dive bombing)」という表現でユーザーが状況を訴えていたとのことです。
問題が広く知れ渡ったのち、Googleはこの不具合を公式に認め、修正を「絶対最優先事項(absolute top priority)」と位置づけていました。ただし、その時点では修正パッチの配信時期については明示されていませんでした。
修正パッチの内容と適用方法
Googleのコミュニティチームメンバーであるグレース氏がRedditを通じて、バージョンI610UEU2AZD8の配信開始を発表しました。
投稿によると、このパッチは「最新のソフトウェアアップデートに関して受け取ったフィードバックをもとに、一連のシステム安定性とパフォーマンスの最適化を導入するもの」とされています。なお、具体的な変更履歴(チェンジログ)は公開されていません。
適用手順は以下の通りです。
- 設定(Settings) を開く
- ソフトウェアアップデート(Software Update) を選択
- アップデートをダウンロード・インストールする
一部ユーザーには効果あり——ただし新たな問題の報告も
Android Authorityによると、Redditへの投稿に寄せられたコメントを見る限り、このアップデートによって問題が解消されたユーザーが存在するようです。トラッキングのひっかかり(tracking hitches)が解消されたとの声も上がっています。
一方で、新たな不具合が発生している可能性も報告されています。具体的には、バーチャルデスクトップ内で仮想ディスプレイの上でカーソルを移動させると、画面が「破損・乱れた(corrupted/garbled frames)」状態になるという事象が確認されているとのことです。ただし、この新たな問題がすべてのユーザーに影響しているかどうかは現時点では確認されていません。
今後の見通しと対応の判断
今回の修正パッチは、Googleが「絶対最優先」と位置づけていた問題への対応として比較的迅速に配信されたものです。ただし、バーチャルデスクトップでの新たな表示問題が一部で報告されており、すべての環境で完全に解決されているかどうかは引き続き注視が必要な状況です。
現時点では、深刻なメモリリークによる使用不能状態を避けるためにも、パッチを適用することが妥当と判断されます。バーチャルデスクトップを頻繁に使用するユーザーは、適用後の動作を確認しながら様子を見ることをおすすめします。続報を待ちましょう。
Q&A
Q. 修正パッチはどこから入手できますか? Galaxy XRの「設定(Settings)」→「ソフトウェアアップデート(Software Update)」から確認・ダウンロードできます。バージョン番号はI610UEU2AZD8です。
Q. パッチを適用すれば問題は完全に解決しますか? 一部のユーザーからはメモリリークが解消されたとの報告が寄せられています。ただし、バーチャルデスクトップで新たな表示の乱れが発生する可能性も報告されており、すべての環境で完全に解決されているかどうかは確認されていません。
出典
- Android Authority — Galaxy XR users with memory leak problems need to download this update ASAP
