出張先のホテルで「充電器を忘れた」「ケーブルが見当たらない」と慌てた経験はないでしょうか。EcoFlowが2026年6月1日に発表した新シリーズ「RAPID 45W」は、まさにそうした“持ち忘れ”をなくすことを狙ったモバイルバッテリーです。3モデルすべてが45W出力に対応し、巻取式USB-Cケーブルや本体直挿しのACプラグなど、別途ケーブルやアダプターを持ち歩かなくて済む設計が採用されています。価格は約$42(約6,500円)からと、外出や出張用途で扱いやすい水準に収まっています。

「ケーブルレス・アダプターレス」を狙った3モデル構成

EcoFlowは大型ポータブル電源のイメージが強いブランドですが、今回のRAPID 45Wシリーズはデスクや旅行カバンに収まるサイズ感に振った製品ラインです。Android Authorityは、シリーズの狙いを「持ち物を1つでも減らすこと」と位置付けています。

ラインナップは以下の3モデルで構成されます。

モデル容量ケーブル想定シーンと特徴
RAPID Power Bank 10K10,000mAh巻取式USB-C通勤・日常使い向け。必要な長さだけコードを引き出せて、カバンの中でケーブルが絡まない
RAPID Power Bank 20K20,000mAh固定式USB-C長時間の外出・出張向け。ケーブル自体がキャリーストラップを兼ね、本体に引っ掛けて持ち運べる
RAPID 3-in-1 Power Bank10,000mAh巻取式USB-C旅行・出張向け。フリップアウト式ACプラグ内蔵で充電器代わりにも使える

3モデルすべてに残量を確認できるデジタル表示が搭載されています。45W出力はスマートフォンの急速充電規格をカバーする水準で、ノートPCやタブレットなど比較的消費電力の大きい機器の給電にも対応しやすい出力帯にあたります。

ケーブル一体型でカバンが軽くなる「20K」モデル

容量重視のユーザーに向くのが、20,000mAhを搭載するRAPID Power Bank 20Kです。注目したいのは、本体に固定されたUSB-Cケーブルがそのままキャリーストラップを兼ねる構造になっている点です。一般的な大容量モバイルバッテリーは「本体+ケーブルを別途バッグに入れる」運用になりがちですが、20Kは本体に巻き付けたケーブルを持ち手として使えるため、ケーブルを別途用意したり収納したりする手間が省けます。

10,000mAhモデルの2倍の容量を備えながら、ケーブル忘れの心配もない——出張で2〜3日分の充電をまかないたいユーザーや、屋外で長時間スマホを使う人にとっては有力な選択肢になりそうです。

注目はAC直挿しできる「3-in-1」モデル

シリーズの目玉と位置付けられているのが、RAPID 3-in-1 Power Bankです。10,000mAh容量に45W出力の巻取式USB-Cを備えるだけでなく、本体から折り畳み式のACプラグが飛び出す構造となっており、別途USB充電器を持ち歩かずに本体を直接コンセントへ挿してチャージできます。

旅行時に「モバイルバッテリー本体・USB-Cケーブル・充電アダプター」と3点を持ち運ぶ手間を、1台に集約できるのが大きな利点です。Android Authorityは、出張・旅行用途で「カバンに入れて忘れない1個」になる可能性があると評価しています。

10,000mAhの巻取モデル、20,000mAhのストラップ兼用モデル、AC直挿しの3-in-1モデルという3本立てで、使い方に合わせて選びやすい構成になっています。

$42から、3-in-1モデルは$70——3モデルの価格

価格は以下の通りで、いずれもEcoFlowの公式ストアで取り扱われると報じられています。

  • RAPID Power Bank 10K(10,000mAh): 約$42(約6,500円)から
  • RAPID Power Bank 20K(20,000mAh): $46(約7,200円)
  • RAPID 3-in-1 Power Bank(10,000mAh + ACプラグ): $70(約1万1千円)

10K・20Kの2モデルは45W出力の純粋なモバイルバッテリーとして手頃な価格帯に収まっており、AC直挿し対応の3-in-1モデルは利便性のぶん約$28(約4,400円)程度上乗せされた価格設定です。日本国内での取り扱い・販売価格・PSEや電源プラグ形状への対応状況は現時点で公表されていません。

購入を検討する場合は、「巻取式ケーブルで荷物を減らしたいか」「コンセント直挿しまで一体化したいか」「20,000mAhの容量を取るか」という3点が選び方の軸になります。出張・旅行で持ち物を一気にまとめたい人には3-in-1モデル、容量とケーブル一体感を重視する人には20Kが、それぞれ第一候補に挙がりそうです。

Q&A

Q. 3モデルとも同じ45W出力ですか? はい、RAPID Power Bank 10K・20K・RAPID 3-in-1 Power Bankの3モデルすべてが45W出力です。違いは容量(10,000mAh / 20,000mAh)とケーブル形状、ACプラグの有無にあります。

Q. 日本での発売はありますか? 日本国内での販売・価格・電源プラグの仕様については現時点で公表されていません。米国向け価格として約$42〜$70(約6,500円〜1万1千円)が案内されています。

Q. 3モデルで一番割安に感じるのはどれですか? 最安はRAPID Power Bank 10Kの約$42(約6,500円)からですが、20K($46/約7,200円)は10Kからわずか約$4(約600円)上乗せで容量が2倍になる点が目を引きます。容量単価で見れば20Kが手堅く、AC直挿しの利便性を取るなら3-in-1($70/約1万1千円)という整理になります。

出典