Android Authorityの報道によると、2025年3月にChatGPTが火付け役となったジブリ風AI画像トレンドは、OpenAIに約7,000万ドルの収益をもたらした可能性があります。アプリストア分析プラットフォームのAppfiguresが報告したもので、Android Authorityがこれを伝えています。一方、Googleは同様のバイラルトレンドでChatGPTの約2倍のダウンロード数を記録しながら、収益は約18万1,000ドルにとどまったとAppfiguresは推計しています。なお、これらの数値はAppfiguresによる推計であり、OpenAIおよびGoogleが公式に確認した数字ではありません。
ジブリトレンドが生んだ「4週間で約7,000万ドル」の衝撃
Appfiguresのデータによると、OpenAIがGPT-4oを搭載した画像生成機能をリリースした後の4週間で、ChatGPTは約1,200万件の新規ダウンロードを記録したとAndroid Authorityは伝えています。このとき巻き起こったのが、写真をジブリ風アニメに変換するトレンドです。
この急成長を受けてOpenAIは画像生成機能を有料モデル限定に制限するほどの需要が生まれ、リリース後28日間で約7,000万ドルの収益を生み出した可能性があるとAppfiguresは主張しています。
Googleは2倍のダウンロードを獲得しながら収益は雲泥の差
Android Authorityによると、Googleも同様のバイラル現象を経験しています。「Nano Banana」のリリース後、GeminiはChatGPTのジブリトレンド時の約2倍にあたる2,200万件超のダウンロードを記録したとAppfiguresは報告しています。
しかし収益面では大きな差がつきました。Appfiguresの推計によると、GoogleがNano Bananaで得た収益は約18万1,000ドルにとどまった可能性があるとされています。
ダウンロード数では圧倒的に上回りながら、収益では大きく水をあけられたという結果は、両社の収益化戦略の違いを示している可能性があるとAndroid Authorityは報じています。
画像・動画機能がAIアプリ成長の最大エンジンに
Appfiguresの分析では、画像・動画関連の機能やモデルの投入がアプリのダウンロードを大きく牽引しているとAndroid Authorityは伝えています。会話機能・複雑な問題解決・音声機能といった従来のAIチャットボットの強みよりも、画像関連ツールのほうがダウンロード増加に寄与しているという分析です。
なお、テキストモデルとして唯一の例外として挙げられているのが、オープンソースモデル「DeepSeek R1」です。ChatGPTとGeminiが画像機能でダウンロードを急増させた時期においても、DeepSeek R1はそれらを上回るダウンロード数を記録した唯一のテキストモデルだったとAppfiguresは報告しているとAndroid Authorityは伝えています。
Q&A
Q. ChatGPTのジブリ風画像生成はどのモデルで実現されたのですか? GPT-4oを搭載した画像生成機能によるものです。このリリース後に「ジブリ風」変換トレンドが爆発的に広まり、OpenAIは需要の高まりを受けて画像生成機能を有料モデル限定に制限しました。
Q. GoogleのNano Bananaはどのような成果をあげましたか? Appfiguresの推計によると、Nano Bananaのリリース後にGeminiは2,200万件超のダウンロードを記録した可能性があります。これはChatGPTのジブリトレンド時の約2倍にあたる数字ですが、収益は約18万1,000ドルにとどまったとAppfiguresは報告しています。
Q. Appfiguresの収益推計はOpenAIやGoogleの公式発表ですか? いいえ、Appfiguresによる推計・主張であり、OpenAIおよびGoogleが公式に確認した数字ではありません。
出典
- Android Authority — That viral Ghibli trend helped ChatGPT make millions of dollars
